文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

今、何故、「大相撲賭博騒動」が起きているのか?

最近、ほとんどテレビを見ていないので、テレビを中心にマスコミでホットな話題になっているらしい、いわゆる「大相撲」を舞台にした「野球賭博騒動」なるものについて、つい先日まで僕はまったく無関心で、無知であったが、このところ立て続けに、大学の某研究会やその後の飲み会の席で、あるいは僕が教えている某カルチャーセンターの生徒たちとの、講義後の茶話会の席で、この話題の詳細を興奮気味に話すのを聞かされているうちに、なるほど、これは単なる「大相撲」の不祥事というレベルを超えており、かなり政治的な深刻な問題と関連しているなと思わないわけにはいかなかった。むろん、まともな日本人で、大相撲や芸能界が、暴力団や闇の世界と何らかの形で繋がっているということを否定する人はほとんどいない。大相撲や芸能界と暴力団や闇の世界との関係は、われわれ日本人にとって暗黙の了解事項であり、それをわざわざ取り上げて大騒ぎする人はあまりいない。たとえば、「速度制限50」という法律を守る人は皆無だろう。パチンコや競馬は、あるいはマージャンは堂々たる賭博だろう。大相撲の力士たちが野球賭博をしていたことを、「善良な市民」ぶって批判・罵倒する人たち、たとえば「やく・みつる」という漫画家は、「賭けマージャン」など一回もやったことはないのだろうか。さて、今、降って沸いたかのように、突然、マスコミが大騒ぎし始めた「大相撲賭博騒動」だが、その背景には、何かが隠されていることは間違いない。僕は、例の「小沢事件」の前後から、タイミングを合わせるかのように大相撲を舞台に起き続けている「朝青龍引退劇」から今回の「賭博騒動」までを観察していて、これは自然発生的な不祥事でも偶発的な不祥事でもなく、明らかに作為的に仕組まれたものであり、言い換えれば、大相撲は何者かに狙われていると考えないわけにはいかない。昨年の衆議院議員選挙の前後に加熱・沸騰した「酒井法子騒動」を想起するまでもなく、今、また参議院選挙を目前にしたこの時期に「大相撲賭博騒動」がマスコミを中心に起きているわけだが、その背後で何かが、あるいは何者かが、参院選挙を目前に動き出している、と思われる。そう言えば、あまりにも突然に引退に追いこめられた「朝青龍引退劇」においてもそうだったが、大相撲理事会か顧問には、元警察官僚と元司法官僚がいて、理事会を牛耳っているはずだ。
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