文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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柄谷行人の『世界宗教について』を読む。

dokuhebiniki2010-04-04

昨夜、都内某所で、朗読会なるものがあり、文芸評論家の柄谷行人が登場するというので、僕も暇だったのでちょつと覗いてみた。この朗読会は、10年ぐらい前から作家の古井由吉を中心に始められたものらしく、すでに多くの作家が登場したらしいが、実は今回が最終回ということで、この日も、柄谷以外に町田康が参加していた。町田、古井の両氏の朗読も面白いものだったが、やはり僕は、柄谷行人の「マサオ・ミヨシ追悼」文の朗読を、各所に鋭い批評があり、いかにも柄谷行人らしいなー、と思いつつ聴いた。あらためて、強靭な思索者としての柄谷行人は依然として健在であることを確認できた。というわけで、今、柄谷行人の『世界宗教について』という講演を、小沢一郎的選挙戦略との関連から読み直しているところなので、それについて、さらに書いてみたい。柄谷行人が言うところの「世界宗教」とは、「共同体の宗教」を批判し、それを乗り越えようとする宗教改革的な宗教のことである。(続く)



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