文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

速報・朝青龍が引退宣言・・・。


「小沢不起訴」問題を隠蔽するためかどうか知らないが、突然、沸き起こったマスコミ主導の「朝青龍バッシング」騒動に、相撲協会が屈服したということだろうか。僕は、朝青龍ファンだったから、ちょっと失望したが、しかし、これだけバッシングを受け続けるのなら、ちょうどいい「止め時」だったかもしれない。僕は、国技館で、一度、朝青龍の相撲を見てから、すっかりそのプロ根性に惚れ込み、ファンになってしまったという経験があり、それ以後、マスコミで繰り返される「朝青龍バッシング」には、常に批判的であった。それにしても「暴行事件」の被害者とは何者か。ヤクザか。噂では、押尾事件にも登場するチンピラだとかいう話だが、本当はどうなのか。車内で、鼻骨を砕かれた…とかいうガセネタ情報が流されたが、あれは、誰が売り込み、誰が仕組んだ「ヤラセ情報」だったのか。車内には血痕ひとつなかったと、運転手は証言しているが、真相はどうだったのか。それにしても、マスコミ情報を鵜呑みにして、事実解明もろくにしないままに、「朝青龍はケシカラン」「引退しろ」と大口(軽口?)をたたいている相撲評論家、相撲関係者、それにテレビ・コメンテーターたちの無責任、且つ不遜な態度には怒りを感じる。かつて「輪島」や「北尾」等を追放し、小物親方ばかりが大手を振って闊歩するようになった大相撲に愛想をつかしたことがあるが・・・。「力」のある人間を賞賛するのではなく、ありもしない、つまらぬ「道徳」や「品格」を持ち出して引き摺り下ろし、社会的に抹殺しようとするという最近のマスコミ、及び日本国民の悪しき風潮には、大いに疑問を感じる。ニーチェではないが、強いものは強く、弱いものは弱いのである。ただそれだけだ。この世を支配するのは「力の哲学」である。正体不明の「正義」や「品格」というような観念ではない。弱いものが「正しく」わけではなく、もちろん「美しい」わけでもはない。僕は、最近、マスコミ主導で繰り広げられた「小沢一郎バッシング」騒動と「朝青龍バッシング」騒動は同じではないが、まったく別のことでもないと考える。


 (2010年2月4日15時10分 読売新聞・速報)


大相撲で歴代3位の優勝25回を果たしたモンゴル出身の横綱朝青龍(本名・ドルゴルスレン・ダグワドルジ)(29)(高砂部屋)が4日午後、現役引退を表明した。

 1月の初場所開催中に都内で泥酔した上、男性の顔を殴ってけがをさせた責任を自ら取った。同日、両国国技館で開かれた日本相撲協会理事会で事情聴取を受けた後、引退を決断した。

 横綱は「(理事会で)世間を騒がせたという意見があった。今は晴れたような気持ち」と語った。

 朝青龍日本国籍を取得しておらず、相撲協会に残ることはできない。

 1999年初場所初土俵朝青龍は、2003年初場所で連続優勝を飾ってモンゴル出身初の横綱に昇進した。抜群の運動神経を生かしたスピード相撲が観衆を魅了。大鵬の6場所を抜く、7場所連続優勝も達成した。

 だが、力量とは対照的に常に品格問題がつきまとった。07年名古屋場所後、地方巡業を休場してモンゴルに無断帰国し、サッカーに興じていたことが発覚して問題となり、相撲協会から2場所連続出場停止処分を受けた。

(2010年2月4日15時10分 読売新聞)

■何処までが真実? この情報の情報源は? 「産経ニュース」(1/29)より。

 事件が起きたのは16日午前4時過ぎ。泥酔した朝青龍が六本木の飲食店の男性責任者に激高し、乗用車の後部座席で顔面を殴打するなど暴行を続け、運転手に「川へ行け」と命じ「おまえをそこで殺してやる」などと脅したという。車が西麻布に差し掛かったところで男性が飛び降り、交通事故処理を行っていた麻布署の警察官に助けを求めたという。

 当時を振り返った住民男性(61)は「意味不明の大声が聞こえ、あまりにうるさいので、文句を言おうと外に出た」という。目の前に黒い乗用車が止まり、車の近くに2、3人の男性が立っていた。そのうち、被害者と思われる男性が、警察官に伴われ現場を離れたが、振り向きざま、朝青龍に「絶対許さねぇからな!」と捨てぜりふを吐いたという。

 暴行された男性は鼻骨骨折、頭部打撲など全治1カ月の重傷を負ったが、別の住民女性(34)は「(朝青龍は)もう西麻布には来ないで、と言いたい」と厳しい表情で訴えていた。



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