文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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千葉法相、指揮権発動を否定せず?


政権交代後の新権力と旧権力との権力闘争は、単なる贈収賄事件とは異なるのだから、新政権の法務大臣は、検察の暴走をチェックするためにも、あるいは政権交代という果実を防衛するためにも、指揮権発動を常に視野にいれておくべきだろう。検察官僚たちが、民主党大会初日に、東京地検特捜部への宣戦布告の演説をする小沢一郎の映像を見ながら、「じたばたしているな」と、せせら笑っていたらしいが、こういう思い上がった似非エリート官僚を、「お前たちこそ、何をジタバタしているのだ?」と、震え上がらせるためにも、千葉法務大臣が指揮権と指揮権発動について触れたことはいいことである。千葉法相が、適切な判断と、果断なる決断を行わなければ、政権交代は水泡に帰することになるだろう。

千葉法相、指揮権発動否定せず 小沢氏土地疑惑事件
2010.1.19 12:53

このニュースのトピックス:政治資金・政治献金
 千葉景子法相は19日の閣議後の記者会見で、民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について「一般的に指揮権が私のもとにあることは承知している。個別に行使する、しないはコメントすべきではない」と述べ、検察当局に指揮権を発動する可能性を否定しなかった。

 東京地検特捜部の捜査が適正かどうかに関しても「指揮権の行使にかかわるわけで、答えるべきものとは思っていない」と明言を避けた。
(産経ニュース)