文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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第二の小沢事件・国策捜査か?


日刊ゲンダイ」によると、最近、永田町に、また何やら怪しい不穏な空気が流れはじめているらしく、民主党議員の一部からは、「また小沢醜聞の繰り返しか…」と囁きあう声も聞こえてくると言う。いわゆる郵便割引制度の不正利用事件での大阪地検の動きが、小沢事件の時と同じような動きになっているというのだ。この事件では、すでに逮捕者も出ているが、その中の「凛の会」(白山会)の代表・倉沢邦夫容疑者が、25年ぐらい前のことらしいが、しかも、それも、わずか数ヶ月の在籍らしいが、民主党の石井一参議院議員の秘書だったことがあるらしく、そのことが、さも重大スキャンダルのように新聞に書き立てられ、倉沢容疑者と石井氏が今でも関係あるかのように、大騒ぎになりつつあるというのだ。その上、倉沢容疑者は「政治家の関係者だ…」と名乗ったとも言われている。一方では、大阪地検の取調べを受けた厚生労働省の元部長が、「国会議員から頼まれた…」と何やら意味ありげな証言をしているという。ここでも民主党の議員の名前が挙がっているらしいが、これらの情報の出所は、言うまでもなく、検察の捜査情報からのリークだろう。要するに、「大阪地検」が動いた今回の「郵便割引不正使用事件」だが、それが、小沢事件の場合と同様に、政権交代を目前にした民主党への攻撃に使われているようなのだ。いずれにしろ、崖っぷちに経たされている自民党や官僚、あるいはマスコミのことである。解散・総選挙までの間に、何が起きるかわからない。ちなみに、「産経新聞」は、検察のリークを元に、次のように伝えているわけだが…。「第二の小沢事件、勃発か…」と思う今日、この頃である。

民主議員から頼まれた」 元厚労省部長供述 郵便不正



 障害者団体向け割引郵便制度の悪用をめぐる虚偽公文書作成事件で、「凛(りん)の会」(解散)に対する障害者団体証明書の発行について、当時の厚生労働省障害保健福祉部長(57)=退職=が大阪地検特捜部の任意の事情聴取に、「民主党の国会議員から電話で凛の会への対応を頼まれた」という趣旨の供述をしていることが31日、分かった。

 この議員の事務所は産経新聞の取材に対し、「議員本人は『凛の会なんて知らない。便宜をはかったことは一切ない』と話している」とコメントしている。

 同会関係者によると、同会主要メンバー、倉沢邦夫容疑者(73)=郵便法違反容疑で再逮捕=は平成16年2月、証明書の発行を求めるために厚労省を訪問、議員の名前を出して交渉を始めた。元部長の供述などでは、議員から電話がかかってきたのはちょうどこの時期だったという。

 厚労省ではこの後、凛の会の件を「政治案件」として扱っていた。倉沢容疑者の供述では、交渉過程で元部長と面会したほか、当時の企画課長=現局長=から偽の証明書を直接受け取ったとされる。

 このため、特捜部は、厚労省係長、上村勉容疑者(39)=虚偽公文書作成などの容疑で逮捕=に、元部長ら上層部が何らかの指示をしていなかったか、慎重に捜査を進めている。


産経新聞(2009年6月 1日 07:48)



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