文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「世界日報」記者・鴨野守『あばかれた「神話」の正体』の中の「宮平秀幸新証言」の「捏造疑惑」を暴く。


世界日報」記者・鴨野守氏が「沖縄集団自決」を追及した新著『あばかれた「神話」の正体』が本屋の店頭に並んでいるが、その中のメインテーマである「宮平秀幸新証言」について、ヤラセではないか、という「捏造疑惑」があることは、このブログでも何回も書いてきたが、本になったのを機会に、もう一度、その詳しい経緯を点検し、その嘘の正体を暴いておきたい。鴨野氏は、本書で、「宮平秀幸新証言」に関して、宮平秀幸氏が、すでにビデオや新聞、雑誌などに何回も登場し、その都度、微妙に証言内容を変化させながら、今回と同様の「証言」を繰り返している、いわゆる「証言マニア」であることについては、一言もふれていないが、この事実については裁判官も、また被告側弁護団は言うまでもなく、それどころか原告側弁護団でさえも周知のはずで、おそらく鴨野氏がその事実を敢えて無視するのは、それに触れると都合が悪いことが頻出して収集がつかなくなるからであろう、と推測される。これは「宮平秀幸新証言」捏造疑惑事件の仲間の一人である秦郁彦氏の場合もまったく同様である。秦郁彦氏も、宮平秀幸氏が、以前にも、「毎日新聞」や「オール読物」、あるいは「某テレビ」等に登場して、「集団自決」について、実に多弁に証言していることを、知ってかしらずにか、まったくその事実に触れていない。東京からやってきた渡嘉敷島座間味島ツアーの一団(秦郁彦藤岡信勝鴨野守…氏等)が、調査の途中で、偶然に遭遇した未知の村人(宮平秀幸)が、「集団自決」について、「沈黙を破って初めて告白する…」という謳い文句(物語)が、空々しくなるからであろう。少なくとも、宮平秀幸氏の「集団自決」証言が、初めてではないことぐらい、本の中に断るぐらいの、学者やジャーナリストとしての良識ぐらいは持ってもらいたいものだが、秦郁彦氏も鴨野守氏も、そのことに関しては、沈黙したままである。何も知らない「新潮45」の書評氏が、秦郁彦氏らの話を鵜呑みにして、秦郁彦氏の本を絶賛するのも、まことにほほえましい光景であるが、鴨野守氏の本も、だれかが、何処かで、歴史的な無知無教養を曝け出して、絶賛しているかも…。(続く)





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