文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

佐藤優氏が拙ブログ「毒蛇山荘日記」を推薦してくれました。(笑)

いやー、びっくりしました。佐藤優氏が、当ブログを、佐藤優編集の講談社ムック本「ノンフィクションと教養」で推薦してくれているではないですか。「鋭い切り口で、とても勉強になる……」と。汗顔。アルファブロガー制度とか、自民党官邸が特定のブロガーと対話したいと官邸に招待したり、あるいはその他の有名ブロガーについて、よく雑誌や週刊誌が推薦していたり、とかの類を見るが、そんなものは、いい加減なもので、僕はまったく信用していないし、どうでもいいことだと思っていたが、自分のブログを見つけたら、態度変更、急に嬉しくなってしまった。「月刊現代」廃刊後、新たに創刊されるらしい「ノンフィクション」という月刊雑誌の準備号として刊行したのかどうかは分からないが、佐藤優編集の講談社ムック本「ノンフィクションと教養」を、埋蔵金や政府貨幣で売り出し中の、元大蔵官僚で、「小泉・竹中構造改革」の実務担当者を経て、最近はエコノミストとして活躍し、東洋大学教授でもあった高橋洋一氏が、温泉施設のロッカーで窃盗を働いたという容疑で警察に突き出され、社会的に抹殺されるという事件が発覚したばかりだが、その高橋氏を相手に佐藤優氏が対談しているというので、いかにも裏に何かありそうだなと思いつつ読んでいたところ、そこに自分のブログが……。というわで、ご報告でした。それにしても、このムック本に登場する「書き手」たちの中に、未だにパソコンを持っていないとか、パソコンを使わないとか、あるいはネットやブログを軽視している人がいるのには驚いたが、それはおそらく、技術の問題でも年齢の問題でも、つまり世代の問題でもなく、やはり知的好奇心の問題、はっきり言えば知的怠慢、ないしは知的荒廃の問題以外の何ものでもないのではないか、と思った次第であります。僕が、ネットやブログに関心を持ち、自分でもやり始めたのは「ウインドーズ95」の頃からだが、動機は、主に、物を書くことは好きだったが、「人間嫌い」で編集者や同業者との付き合いが苦手で苦痛だったことと、もう一つは「手書き文字」が汚く、とても原稿を人に見せられものではなかったことなどで、また出版社や編集者の顔色を伺ってばかりいるのではなく、自分たちの思い通りにやれる雑誌をやりたいと思っていたが、雑誌というものはどうしても一人では出来ず、共同作業となり、その共同作業というものが苦手な僕のような人間にとっては、雑誌をやるよりネットやブログが最適だった、ということなどが、結局、ネットやブログの世界へ入っていった動機ということになります。要するに、誰にも会わず、誰にも遠慮せずに、自分のやりたいようにやれる、そしてそれを、タダではあるが、全世界に向けて発信できるというのが、僕が、物書きとしての主たる戦場としてネットやブログを選択した主な動機だったような気がします。ところが、世の中は、激しく動き、「活字」「編集者」「雑誌」の時代が終わり、ネットやブログの時代が始まろうとしているというわけです。しかし、未だにネットやブログの世界を、素人の言論空間、あるいは玉石混交の言論空間、ひどい場合には「ネットやブログはゴミダメ、便所の落書き」と侮蔑する人も少なくないですが、もうそういう被害妄想的な、低次元のネット批判やブログ批判は、無知無教養の見本としては面白いですが、思想的意味を持たなくなってきたのではないでしょうか。僕は、ネットやブログの世界を、「プロの世界」と思ってやっています。玉石混交なのは、雑誌の世界も、新聞ジャーナリズムの世界も、そして文藝ジャーナリズムの世界も、まったく同じです。いわゆる作家先生や評論家先生たちの集う「プロの世界」こそ劣化し堕落し、ガラパゴス化ています。





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