文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小泉・竹中一派の「麻生内閣批判」は薮蛇だろう?


郵政民営化見直し」を堂々と公言しはじめた麻生太郎首相、及び麻生内閣への小泉・竹中一派の面々による様々な方法での批判、攻撃が、自分たちが絶体絶命の政治的ピンチに追い込まれつつあるのを実感しているらしく、日増しに激化しているようだが、おそらく、麻生内閣が倒されることがあったとしても、「郵政民営化見直し」、あるいは「かんぽの宿」疑惑追及の手が止むということはありえないだろうから、小泉・竹中一派の面々による麻生内閣への執拗な批判、攻撃は、一時的な気晴らしにはなるだろうが、今や「火だるま」になりつつある小泉・竹中一派にとっては、結局、自分で自分の首を絞めることになるのがオチだろう。ところで、昨日は、ロシア訪問中の小泉純一郎氏が、ロシアで記者会見して、「定額給付金」問題で「国会欠席」の意思を示したようだが、あの記者会見の内容はともかくとして、小泉氏の「顔」と「表情」を見て、やはり小泉氏に余裕がなくなっているということ、つまり「郵政民営化見直し」や「かんぽの宿」疑惑追及で、かなりの窮地に追い詰められつつあることを、誰よりも本人自身が強く実感してるらしいことを、僕は感じた。こういう時、ひそかに警察・司法権力を行使して、政治的なスケープゴートを捏造し、言い換えれば事件そのものを捏造し逮捕者を出すことによって政治的危機を隠蔽するのが、つまり「小泉・竹中一派が政治的危機に陥ると政治的大事件が起き、スケープゴート・逮捕者が出て、肝心の政治危機が雲散霧消する…」というのが、小泉・竹中一派が対処する、いつもの謀略政治の定式だったが、政治権力を手放してしまった今、小泉・竹中・飯島一派に警察・公安・司法権力を自由に操作する力はない。中川昭一財務相の「酩酊事件」も、拉致被害者たちの突然の「結婚情報」事件も、あるいは朝日新聞襲撃事件や石井鉱基代議士暗殺事件等の「犯人登場」事件も、時期的に見ても、かなり怪しいが、つまり小泉・竹中・飯島一派の、あるいはその背後にいる米国金融資本筋の仕掛けと謀略による事件捏造の可能性も否定できないが、たとえそうだったとしても、それが政局の流れを左右するだけのインパクトを持つとは思えない。今や小泉・竹中構造改革への批判勢力は、民主党国民新党等の野党だけではなく、麻生太郎首相や鳩山邦夫総務相を筆頭に、自民党中枢部にも少なくない。麻生内閣が倒れれば、民主党に変わるだけで、民主党政権になれば、小泉・竹中構造改革への批判が消滅するわけではない。ここに、小泉純一郎氏の焦燥と不安の「顔色」でのロシア記者会見の根拠がある。小泉・竹中・飯島一派にとっては、「進むも地獄、退くも地獄…」というわけだが、しかし、そうは言っても、テレビや新聞、政治ジャーナリズムをも巻き込んだ小泉・竹中構造改革一派が、黙ってこのまま引き下がるとも思えないわけで、おそらく、「郵政民営化」において大成功を収めたマスコミや謀略チーム、あるいは裏世界の力を総動員してまでも、執拗に見苦しい反論や反撃を繰り返すだろうが、しかし結局、最後には、政治権力や警察・司法権力からも見放されて、見るも無残な醜態を晒しながら、敗残兵さながらに、つまり小泉純一郎氏の好きな通俗歴史小説風に言えば「落武者」さながらに逃亡・逮捕・斬首されていくことになるのではないか。是非、そうなってもらいたいものだ。というわけで、小泉純一郎氏のロシアでの切迫した「記者会見」を見て、「怒るよりも、笑っちゃった…」のは、たぶん僕だけではあるまい。





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