ダメ弁護士・徳永某君、宮平秀幸証言は、何故、トーンダウンしたのかね?

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以下は、ダメ弁護士・徳永某によって執筆されたのではないかと思われる、大阪高裁、控訴審提出用の文書、つまりダメ弁護士・徳永某によって朗読された「控訴理由書」であるが、そこに、目新しいものとして「宮平秀幸証言」なるものが出てくる。これは、言うまでもなく、今年になって急に飛び出してきた「新証言」で、「産経」「will」「正論」「ちゃんねる桜」「世界日報」……などの保守系マスコミに加えて、騙されたのか洗脳されたのか知らないが、「アエラ」までもが加わって、大々的なキャンペーンを張り、「爆弾証言、現る……」「これで裁判は原告側の勝利だ……」とか言って大騒ぎした新証言であるが、すでに、小生等によつて完膚なきまでに、実証的に、且つ論理的に、グーの音も出ないほど徹底的に論破されてしまっていることを知ってか知らずにか、その証言内容が、この「控訴理由書」なるものをよく読むと、いつのまにか、大分、トーンダウンしていることがわかる。当初の勢いは何処へやら、どうして、こんなにトーンダウンしてしまったのだろうか。不思議である。しかも、そもそも、せっかくの決定的な新証言者の出現なのに、宮平秀幸の「証人申請」を、何故、しなかったのだろうか。これまた不思議である。というのは、冗談で、不思議でもなんでもなく、当ブログの読者なら、先刻、ご承知のように、宮平秀幸という新証言者の「新証言」なるものが、イマイチ、信用できないということに、原告側の弁護士、支援者、応援団の面々も、いくら世間の情報に疎いとはいえ、あるいはろくに日本語もよめないとはいえ、うすうす気付いているからであろう。あるいはこの宮平秀幸による新証言に関連して、その新証言発掘の現場にいた秦郁彦の「証人申請」が、宮平秀幸に代わって、提出されたのであろうが、あっさり却下されたところを見ると、裁判官も、すにこの新証言の「いかがわしさ」は、当ブログが執拗にその「いかがわしさ」を実証的に暴露していたこととも関連して、充分に知っていると見て間違いない。裁判の逆転勝利を期待している保守論壇の面々には気の毒だが、稲田朋美等がさっさと逃げ出したことが象徴しているように、この裁判は、すでに終わっている。ちなみに大江健三郎は、裁判のために取り寄せた多くの右翼・保守系の人々が書いた文献や資料は、既に御用済みということで、古書店に売り払ったとか……。

第４　宮平秀幸証言　　
さて、本件控訴審では、口頭弁論終結後に新たに表れた重要な証言として座間味島の住民であり、集団自決の生き残りである宮平秀幸氏（当時15歳）の証言を証拠として提出しています。
秀幸氏は、?米軍が上陸前日の3月25日午後10時頃、宮里盛秀助役をはじめとする村の幹部らと共に宮城初枝が本部壕を訪れ、「明日はいよいよ米軍が上陸する。鬼畜米英に獣のように扱われるより、日本軍の手によって死んだ方がいい」「既に、住民は自決するため、忠魂碑前に集まっている」などと言って、自決用の弾薬や手榴弾、毒薬などの提供を求めたが、➁梅澤隊長は「そんなものは渡せない。我々の役目はあなた方を守ることだ。何故自決させなければならないのか。直ちに、集まった住民を解散させ、避難させよ」と命じ、➂それでも宮里助役らが弾薬等を懇願し、30分くらい押し問答が続いていたが、➃梅澤隊長が「俺の言うことが聞けないのか」と強く拒否したため、助役らは諦めて忠魂碑前に向かったこと等を間近で目撃していたのである。
　その証言は迫真性、具体性、明確性に富んでおり、現在も座間味島に居住している同人が敢えて虚偽の証言をする理由など全くなくいことからすると、極めて信用性が高いものである。　