文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

曽野綾子『ある神話の背景』の雑誌『諸君!』掲載の「全文コピー」を入手した。


大江健三郎の『沖縄ノート』をめぐる「沖縄集団自決裁判」問題だが、小生の「月刊日本」二月号論文「保守論壇の「沖縄集団自決裁判」騒動に異議あり!!」http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080125もだいぶ各処で反響を呼んでいるようで、かなり激しい賛否両論の声が聞こえてくるが、中でも、匿名でかなり悪質な小生への個人攻撃をする卑劣な輩も少なくないようだが、そんなことは最初から覚悟の上であるから、別に気にはしない。マルクスに倣って言うならば、言いたい奴には勝手に言わせておけ、僕は僕の道を行くだけだ……。ところで、曽野綾子の『ある神話の背景』(『「集団自決」の真実』に改題、ワック)が、雑誌掲載時の原文とはだいぶ違うようだということは、多くの人が指摘していることだが、何処がどう違うのか、何処が削除され、何処が加筆されているのかは、正確にはわからなかったわけで、是非とも、創刊されたばかりの「諸君!」に連載されていた『ある神話の背景』の雑誌掲載原文テクストを読みたいと思っていたが、ようやくその「諸君!」掲載時の原文の「全文コピー」を手に入れることが出来たので、これから、その雑誌原稿をメインのテクストにして、曽野綾子の『ある神話の背景』というテクストの成立過程について、流布版と比較しつつ書いていこうと思う。ついでに、赤松某や梅澤某等と同じように特攻隊隊長として敗色濃厚な沖縄戦線に参加しながら、「出発は遂に訪れず」というわけで、はからずも生き残ってしまった作家の島尾敏雄の「世界」掲載の赤松論(赤松批判)も入手したので、いずれこれも曽野綾子の赤松擁護論と比較しつつ詳しく紹介しようと思う。(続)

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■「月刊日本http://www.gekkan-nippon.com/


資料(過去エントリー)
大江健三郎を擁護する。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071110/p1
■誰も読んでいない『沖縄ノート』。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071111/p1
■梅沢は、朝鮮人慰安婦と…。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071113/p2
大江健三郎は集団自決をどう記述したか? http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071113/p1
曽野綾子の誤読から始まった。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071118
曽野綾子と宮城晴美 http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071124
曽野綾子の「誤字」「誤読」の歴史を検証する。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071127
■「無名のネット・イナゴ=池田信夫君」の「恥の上塗り」発言http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071129
■「曽野綾子誤字・誤読事件」のてんまつ。曽野綾子が逃げた? http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071130
曽野綾子の「マサダ集団自決」と「沖縄集団自決」を比較することの愚かさについて。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071201
曽野綾子の「差別発言」を総括する。 http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071202
曽野綾子の「誤字」は最新号(次号)で、こっそり訂正されていた(続)。http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20071206
保守論壇の「沖縄集団自決裁判」騒動に異議あり!!!http://d.hatena.ne.jp/dokuhebiniki/20080125