文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

ヒル次官補電撃訪朝の意味とは・・・・。

最重要同盟国の米国が、安倍政権を見限っている、ということか。それとも参院選を前に、次々と噴出すスキャンダルで、すでに「死に体」になってしまった安倍政権への援護射撃か。はたしてどっちだろうか。たぶん、前者だろう。日本のマスコミや政治家たちの前では、前夜は神宮球場で野球観戦をのんびのと楽しんで、リラックスしているかのように振舞いながら、密かに翌日の電撃訪朝を画策していたヒル次官補、そしてその計画を極秘裏に進めていたライス・・・。何も知らない安倍。翌日、ライスから、電撃訪朝の報告の電話連絡を受けたのは麻生。麻生は、即座に「これは安倍官邸も知っているのか・・・」と問う。ライスの答えは、「官邸に連絡するのはアナタの役目だ・・・」。要するに安倍は、なーにも知らなかったのだ。ということは、ブッシュ・ライスアメリカ政府は、安倍政権に見切りをつけたということだろう。知らぬは安倍チャンばかりなり…というわけである。これ以上、悪足掻きせずに、大人しく選挙前に総辞職した方が身のためだよ、安倍ちゃん。と言っても安倍ちゃんの頭では、そんなことを理解しろ、と言うことが無理かな。

時事通信
2007/06/22-10:01 ライス長官の圧力で「政策変更」=ヒル次官補の訪朝−米TV


 【ワシントン21日時事】米ABCテレビは21日、北朝鮮核問題に関する6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補(東アジア・太平洋担当)の電撃訪朝について、ブッシュ政権の「政策変更」と報じ、背景にはライス国務長官の圧力があったと伝えた。
 同テレビによれば、対北朝鮮強硬派として知られるチェイニー副大統領は、北朝鮮との直接対話に反対。これに対し、ライス長官が外交努力の強化を説いたという。
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ヒル次官補が訪朝終了 朴外相らと会談


 【北京22日共同】北朝鮮を初訪問した6カ国協議の米首席代表、ヒル国務次官補は22日午前、軍用機で平壌を出発、韓国に到着した。新華社電によると、次官補は平壌の空港で、北朝鮮の朴宜春外相、同首席代表の金桂冠外務次官と「いい会談を行った」と述べた。同日夜には日本にも立ち寄り、会談結果を伝える。

 ヒル次官補は22日午後、6カ国協議の韓国首席代表、千英宇・外交通商省平和交渉本部長らに訪朝結果を報告した後、記者会見する予定。同日夕には宋旻淳・外交通商相と会談する。

 金次官との会談内容は明らかになっていないが、次官補は21日に平壌入りした際、2月の同協議で合意した北朝鮮の非核化に向けた初期段階措置の履行が遅れていることについて「時間を取り戻したい」と話しており、北朝鮮に早期履行を強く促したもようだ。


2007/06/22 13:26 【共同通信