文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「きっこの日記」は、何故、削除・謝罪したのか?


しばらく留守にしていたので、よくわからないが、都知事選挙関連の記事で、「きっこの日記」がキナクサイ雰囲気に包まれつつあるようだ。「きっこの日記」は、問題の記事を削除しただけではなく、「お詫び」http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/04/post_caed.htmlと称する全面降伏ともとれる謝罪文をも掲載している。明らかに異常である。公職選挙法に抵触しているとかいないとかいう議論があるが、僕はそれだけではないだろうと思う。おそらくわれわれの知らないところで、何かが起こっているのだろう。問題の記事は、都知事候補者で、ほぼ三選間違いなし、と言われ、大手マスコミの予測調査でも圧倒的に優勢と伝えられ始めた石原慎太郎に関するもののようだ。僕も、保守派とは言いながら、石原慎太郎の言動には批判的であり、今回の都知事選挙では、浅野史郎を応援している者だ。だから何回も石原慎太郎批判を繰り返してきた。さすがに選挙期間中は、自分なりのスタンスでどの候補者に対してであれ、あまり過剰な批判や罵倒は控えているが、しかし、公職選挙法名誉毀損罪等を持ち出して、ネットの言論を封殺しようとする怪しい動きには違和感を覚える。そもそもネットやブログや「2ちゃんねる」等を使って、選挙期間であろうとなかろうと、様々な怪しい個人情報を流し、それをネタに批判・罵倒を繰り返し、しかもそれを政権維持の「手段」化したのは小泉・安倍一派か、もしくは彼等に雇われた、今ではその正体がバレて、「チーム施行」と揶揄される一部のネット右翼一派だったはずである。しかし、最近は、ブログやネットや「2ちゃんねる」も、小泉・安倍一派の「傭兵」ばかりではなくなっている。というより、むしろ反小泉、反安倍の勢力の方が強くなりつつあるのが現状だろうと、僕は見ている。たとえば、「植草事件」、つまり植草一秀教授痴漢疑惑事件でも、ネットやブログの世界では、植草擁護論(つまり冤罪論)の方が威勢がいい。というわけで、今度の都知事選挙でも、ネットやブログには、スキャンダルまみれの石原慎太郎を批判し罵倒するものが選挙公示前から少なくなかった。僕のこのブログもその一つだった。おそらく「きっこの日記」もその一つだったのだろう。僕は、ネット言論を体制擁護へ誘導したり、管理統制がうまく機能しなくなった時には、権力側からのネット言論論弾圧が始まるだろうと思っていたが、おそらく今回の「きっこの日記」つぶしの動きは、その一環だろうと思う。石原陣営は、「きっこの日記」の記事に激怒し、報復を宣言しているらしいが、そもそも様々なスキャンダルを穿り出して、石原慎太郎批判のキャンペーンを大々的に開始したのは共産党機関紙赤旗のはずだが、石原陣営は、言うまでもなく赤旗を恐喝したり告訴したりすることはないだろう。相手が個人、もしくは弱小ライターだから強気に出ているのである。作家であり、言論人であるはずの石原慎太郎の正体、見たり枯れ尾花、である。自分は、「言いたい放題」言うが、他人が「言いたい放題」言うことは許さない、というわけであろうか。
★きっこさんの「お詫び」http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2007/04/post_caed.html
★オフィスマツナガ http://app.blog.livedoor.jp/takashikitaoka/
★「石原陣営が激怒」のj-castニュース http://www.j-cast.com/2007/03/28006465.html
★問題の記事?は…
http://megalodon.jp/?url=http://cache.yahoofs.jp/search/cache%3fp%3dwrt%26u%3dwww.kikko.cocolog-nifty.com%2Fkikko%26d%3dXMKwGBIeOhQq&date=20070328235912



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