文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

東京地裁よ、植草事件の「DVD」の上映を認めよ。

植草裁判の今後の公判の予定では、 次回は3月28日の10:00からとなっているようだが、そこで植草教授側の弁護団は、事件当時の現場状況を「DVD」に撮影し、それを無罪・冤罪の理論的、科学的な証拠資料として提出、法廷で上映する予定らしい。現場の状況から見て、2分間も女子高生の尻を撫でまわしたとか、しかもスカートの下にまで手を入れたとか言う被害者の証言の「嘘」は明らかだが、被害者と称する女子高生が裁判に登場せず、植草サイドからの反対尋問も不可能な以上、事件当時の現場状況を「DVD」に撮影し、女子高生の「嘘」を暴き出すしかないということだろう。しかし、噂によると、この「DVD」の上映を検察側が嫌がっているらしい。何故、嫌がるかは言うまでもないだろうが、これを裁判官がどう判断するかは、なかなかの見ものである。検察・裁判官が一体となって植草事件の真相究明を拒絶し、何が何でも植草教授を痴漢犯罪者にして、社会から葬り去ろうとするのかどうかが、つまりこの裁判があらかじめストーリーが決められた「八百長裁判」であるかどうかが、この「DVD」の上映をめぐる判定で明らかになるだろうからだ。さて、3月28日の公判には、逮捕の時に、植草教授を駅事務所へ強引に連れて行った「逮捕協力者」の二人のうちの一人が証人として登場する予定らしい。ろくに事情を聞いたり、調べたりもせずに即、蒲田警察に電話し、すぐに逮捕させるとうような、あまりにも手早い動きの故に、事件直後から、この二人は植草教授を尾行していた「警察関係者」ではないかと言われ、それを証明するかのようになかなか証言者として法廷に登場することのなかった二人の逮捕協力者……。誰が考えても、まず一番最初に証人として登場すべきはずだった人だが、何故、今のこの段階になって登場してきたのだろうか。被害者や目撃者が創作した事件の架空の「物語」(笑)が現場の状況分析などから次々に破綻し、とうとうこの事件の真相を一番よく知っているはずの「逮捕協力者」を隠し切れなくなったということだろうか。何故なら、隠せば隠すほど、この「逮捕協力者」たちの氏素性が怪しいということを証明しているようなものだからだ。さて、問題は、ここで登場するこの「逮捕協力者」が、ホンモノかどうかである。今までの公判の様子から推論して、僕は、むしろ「替え玉」の可能性の方が高いのではないか、と見ている。以前、登場した若い目撃者や女子高生(ビデオ証言?)も、ホンモノかどうか(笑)。とすれば、いくら事件現場の情報を丸暗記し、法廷での証言の予行演習を繰り返したとしても、そうすればするほど却って、つまり隠せば隠すほど証言内容にボロが出るということになるだろう。いずれにしろ、3月28日の公判をお楽しみに、ということだろう。3月28日の公判は10:00から始まり、午後2時からは検察側の証人尋問が予定されているらしい。僕も暇だから見学に行ってみようかな……。