文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

今日は、石平氏の講演会…「中国人は、何故、日本人を憎むのか?」に…。

友人で、日本の保守論壇で、中国人ジャーナリストとして活躍する石平氏の講演会に出席してきた。主催は学生や大学院生が中心の保守思想研究団体「ポーツマス・ネットワーク」。石平氏の講演の中身は、「北京政府の反日的情報活動の背景と実情」に関するものが中心だったが、僕は、この話は、中国だけの話ではなく、日本でも程度の差こそあれ、ほぼ同じような状況であるなあ…と思いつつ拝聴した。石平氏が、「何故、中国人は、北京政府の工作に簡単に洗脳されるのか」という会場からの質問に対して、「おそらく私だって、政府、テレビ、新聞、学校教師、文化人などが、政府の意向を受けて、一斉に反日情報活動を開始しそれを数年間に継続したら、簡単に洗脳されるだろう。私だって中国に残っていたら、今ごろは、バリバリの反日活動家になっていただろう。」と答えたのが印象的だった。この答えは、スバリと問題の本質を突いている。つまり人間という存在は、いとも簡単に洗脳される動物だと言うことだ。自分だけは洗脳されていないと考えた時点で、すでにその人は見事に洗脳されているということだ。ここに、北京政府のような一党独裁政権の情報工作という話だけではなく、いわゆる、権力によるメディア支配、あるいはプロパガンダと言うものの本質がある。中国人を笑っている場合ではないのだ。われわれ日本人も・…(笑)。というわけで、僕は、この「ポーツマス・ネットワーク」の顧問である加瀬先生の推薦で、いつのまにか顧問にされてしまった。したがって、これからは、「ポーツマス・ネットワーク・顧問の山崎行太郎」(笑)ということになるわけだが・・・。ちなみに石平氏は、今月、古巣の神戸へ移住、家族との生活を再開するらしい。と言っても、一月に一回ぐらいのペースで上京することになるらしいから、今後の言論活動にはなんら支障はないと思われる。というより、石平氏は、今年は、昨年以上に大ブレイクすることになりそう…。

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