明けましておめでとうございます。今年も、「毒蛇山荘日記」は、過激に、頑張ります。ご支援、ご鞭撻、よろしくお願いします。平成19年元旦……山崎行太郎
昨年末に飛び込んで来たサダム・フセイン処刑のニュースは、ちょっと気が滅入るような、陰鬱なニュースだった。死刑判決や処刑は仕方ないことだろうが、その処刑の日が年末で、しかもイスラムの重要な祝祭日である「犠牲祭」の日だったというのが、分かりすぎて、なんともやりきれない。まさか東京裁判とA級戦犯処を模倣反復したいわけでもあるまいが、あまりにも露骨で、そこまでやるか!というわけだ。フセインの政治的支持基盤であったスンニ派勢力の、アメリカや、シーア派のマリク政権への怒りは爆発寸前だろう。それに対してアメリカ・ブッシュ大統領は、アメリカ軍の「増兵」を決定したようだが、はたしてどうなるものか。ますます泥沼にはまるだけでは?僕は、アメリカ・ネオコン派の「力の政治学」に必ずしも反対ではないが…。