文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

安倍土下座外交の始まり…だろ? これ?

安倍が電撃訪中して、日中友好外交を再構築するらしい。それが安倍流の戦略的外交というものなのだろう。僕は、電撃訪中、対中土下座外交の可能性については、小泉政権時代から何回も警告してきたが、安倍政権になって対中土下座外交路線が早々と動き出したらしい。


これは、つまり小泉流の原理原則のない場当たり的な「対中喧嘩外交」の内実とは何であったかということが、ここにきたて明らかになりつつあるということだろう。早速、小泉・安倍マンセー・ブログが、安倍電撃訪中を絶賛し、擁護し始めたではないか。


ということは、今までの訪中議員たちへの批判と罵倒は、いったい全体、何だったのかということだが、言わぬが花というものだろう。小泉、安倍のやることなら、それが何であろうとも、殺人以外なら(笑)、「マンセー」「マンセー」と叫ぶのが、彼らの役割なのだから。


それにしても、安倍は、電撃訪中、コキントー会談の見返りとして、何を約束し、どれだけのお土産を持参するのだろうね。言うまでもないが、それって、土下座外交じゃん?


というわけで、対中・対韓強硬派の諸君よ、今こそ、参院選対策として、君らの大嫌いな「対中土下座外交」派、「媚中派」に転向した安倍を批判・罵倒してみろよ。今こそ、君らの出番だろう(?)、なーんて、僕は言わないよ…(笑)。
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安倍首相の訪中・訪韓 政府が最終調整



 政府は2日、安倍晋三首相の訪中、訪韓について最終調整に入った。8日に中国、9日に韓国をそれぞれ訪問する日程が軸。日中外交筋が明らかにした。

 日本の首相が北京を訪問して首脳会談を行えば平成13年10月以来、5年ぶり。国際会議を利用した日中首脳会談は、昨年4月にジャカルタで行われて以来になる。

 日中外交筋によると、安倍首相は8日に北京入りし、同日午後、胡錦濤国家主席と、夕食会で温家宝首相とそれぞれ会談する予定だ。9日には韓国を訪問し、ソウルで盧武鉉大統領と首脳会談を行う。日韓首脳会談は昨年11月に韓国・釜山で行われて以来となる。

 中韓両国との首脳会談は、小泉純一郎前首相の靖国神社参拝に両国が反発したことで途絶えていた。だが、安倍政権発足を機に、関係改善を模索する日本側と中韓両国と思惑が一致、会談を行う方向となった。

 塩崎恭久官房長官は2日午前の記者会見で「日中間の首脳会談は政治的困難があって途切れていたが、日中相互の努力で克服し、ギリギリの知恵を出す中で努力してきている」と説明。そのうえで、「同時にできれば好ましい」と述べた。

 一方、安倍首相は2日午前、国会内で公明党太田昭宏代表ら党幹部と会談し、中国訪問について、「日程を調整している」と述べた。

 安倍首相は、官房長官在任中の今年4月に靖国神社を参拝したが、公式には「参拝に行ったか行かないか、また行くか行かないかも言わない」との立場を表明するなど中韓両国への配慮をみせ、関係改善に前向きな姿勢を示してきた。

(sankei-web 10/02 14:11)