文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

亀井静香が民主党との連携を明言…。


一介のチンピラ参議院議員の一人にすぎない世耕某あたりが企画立案した安倍晋三の総裁選立候補パフォーマンスが、意外に不評のようで、一部では、来年の参院選自民党惨敗は決定的であると思われているらしい。そこで、起死回生の作戦として「衆参同時選挙」の案もまことしやかに囁かれているようだ。


というわけで、小沢民主党や亀井国民新党の動きが気になるところだが、こちらはこちらで、着々と参院選対策の陰謀工作に励んでいるらしい。近頃の政治評論家や政治ジャーナリストも、自民党議員と同様に「勝ち馬に乗りたい症候群」に侵されているので、小沢民主や亀井国民新党の動きなどあまり問題にもしないだろうが、政界分析としては、安倍総裁選立候補騒動よりはるかに重要な政治的意味を持っているだろう。


ちなみに、自民党周辺では郵政選挙時に離党を強いられた議員への復党工作が進められているようだが、造反・離党・除名組のボス・亀井静香は、自民党との連携の可能性を全否定して、来年の参院選挙では、民主党との連携を明言したらしい。


亀井静香小沢一郎の提携は、決して小さな事件ではないだろう。自民党の来年の参院選惨敗。アベッチ内閣総辞職解散総選挙でまたまた惨敗。そして政権交代は…必至じゃないの?


さあー、どうする? 世耕先生!!!(笑) 。安倍総裁誕生で浮かれている場合じゃないよ。官邸機密費をばら撒いて、亀井静香批判と小沢ー亀井連合の分断を狙って、「2ちゃんねる」情報工作部隊でも組織しますか?

民主と組む、亀井氏が明言=参院選後に衆院解散目指す


 国民新党亀井静香代表代行は3日のテレビ朝日の番組で、来年夏の参院選での民主党との協力について「組みます。徹底的にやって(衆院)解散に追い込む」と述べ、民主党との全面的な選挙協力を通じて自公の過半数割れを実現し、衆院解散・総選挙に追い込む決意を強調した。
 さらに亀井氏は、参院選後の政局対応に関しても「ほとんど完全な形で(民主党と)組むようになる」と表明した。一方、自民党国民新党に連携を打診してきた場合でも「口先だけの数合わせでの協力に応じることはできない」と否定した。 
時事通信) - 9月3日13時1分更新


国民新党・亀井代表代行、「参院選民主党と協力」明言


 国民新党亀井静香代表代行は3日のテレビ朝日番組で、来夏の参院選対応について「全国で民主党選挙協力する。自民、公明両党を過半数割れにさせるためには民主党を勝たせなければならない」と明言した。
 昨年9月の衆院選広島6区で亀井氏と争って落選し、参院選の広島選挙区に出馬することになった民主党佐藤公治衆院議員についても「全力を挙げて応援する。民主党から要請があれば国民新党も佐藤氏を推薦する」と述べた。

sankei-web(09/03 18:54)

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●参考資料……安倍晋三官房長官政権公約美しい国、日本。」の要旨


政策や公約だけ立派でもねー(笑)。政策じゃないのよ♪…、人間なのよ♪…。要するに「口から出任せ」のリップ・サービス。問題は、「意は似せやすく、姿は似せがたし」(本居宣長)っていうことだよ。政策とは「意」にすぎない。口先男・安倍のぺらぺらの政策を、誰が信用するだろう。倒産した土建屋が農業で「再チャレンジ」だって? そんなことより、まず、「田んぼ」に入るときは手袋をとれよ……(笑)。(from-山崎行太郎)

自民総裁選 安倍氏の会見要旨、公約要旨(毎日新聞 - 9月2日10時26分更新)


安倍晋三官房長官政権公約美しい国、日本。」の要旨は次の通り。


◆政権の基本的方向性◆


○文化・伝統・自然・歴史を大切にする国=日本にふさわしい憲法の制定▽開かれた保守主義▽歴史遺産や景観、伝統文化等を大切にする▽家族の価値や地域のあたたかさの再生
○自由と規律の国=教育の抜本的改革▽民間の自律と過度の公的援助依存体質からの脱却
イノベーションで新たな成長と繁栄の道を歩む国
○世界に信頼され、尊敬され、愛される、リーダーシップのあるオープンな国


【具体的政策】

1、政治のリーダーシップを確立
 ※首相官邸主導体制を確立する=内閣・与党が一体となり、政治家が政策決定の責任者として官邸主導を明確化▽政策立案の場への開かれた人材登用※能力主義の導入といった公務員改革を断行



 ※イノベーションの力とオープンな社会で日本社会の新たな活力を維持※誰もがチャレンジ、再チャレンジできる社会の実現=努力した者が報われ、勝ち組、負け組が固定しない社会▽女性や高齢者の積極的な雇用促進▽テレワーク人口を倍増※地方の活力なくして国の活力なし=道州制ビジョンの策定で地方分権を推進▽地方行革のさらなる推進※成長なくして財政再建なし=財政を確実に健全化▽歳出・歳入一体改革は経済成長を前提に歳出改革に優先して取り組み▽消費税負担のあり方、直接税のあるべき所得再分配効果など、中長期的視点から総合的な税制改革の推進


3、健全で安心できる社会の実現
 ※「日本型社会保障モデル」で安心安全のセーフティーネット=年金、医療、介護、社会福祉を一体的に見直して持続可能な制度とする▽社会保障番号の導入や徴収一元化を検討▽被用者年金の一元化※「百年の計」の教育再生をスタート=高い学力と規範意識を身につける機会の保障▽学校、教師の評価制度導入▽学校教育での社会体験活動の充実

4、主張する外交で「強い日本、頼れる日本」
 ※「世界とアジアのための日米同盟」を強化し、日米双方が「ともに汗をかく」体制を確立。経済分野でも関係を強化※開かれたアジアにおける強固な連帯の確立=中国、韓国等近隣諸国との信頼関係の強化※拉致問題、核・ミサイル問題等、北朝鮮問題の解決を目指す※自由な社会の輪を世界に広げる=米欧豪印など価値観を共有する国々との戦略対話を推進※官邸の外交・安保の司令塔機能を再編、強化=情報収集機能の強化


5、党改革:新たな時代の責任政党のビジョン
 ※候補者選定で公募、予備選挙の活用を徹底


6、「戦後レジーム」から、新たな船出を
 ※21世紀の日本の国家像にふさわしい新たな憲法制定に取り組む※国連常任理事国入りを目指す

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