文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

安倍長期政権の暗い闇を暴く。国策捜査・国策逮捕の乱発による政敵つぶしに注目せよ。

日経BPより。

http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/feature/tachibana/media/060731_yabou/index3.html
安倍長期政権構想への露払いとなるか


安倍はこのままいけば、史上最年少の53歳で総理大臣になる。佐藤と同じ7年間総理大臣を務めたとしても、7年後にはまだ60歳である。


安倍の側近たちは、いま安倍政権を佐藤なみ(あるいはそれ以上の)長期政権にするために、どうすればよいのか、いろいろグランド・デザインを練っているところだといわれる。


その中に知恵者がいて、佐藤長期政権を参考に、まずは徹底的な政敵つぶしが肝要と考え、そのためには検察と手を組むことも辞さないという策士がいたとしたら、こんなことも策したろうかと考えたくなるほど、水谷建設事件は、安倍政権の発足にあたってピッタリの事件である。−−あるいは現在の検察幹部が政治性のある人だったら、これは安倍政権発足にあたってのご祝儀だったのではないかと考えたくなるほど、ピッタリの事件である。


特に、水谷が北朝鮮利権につながっていた点が重要である。これで北朝鮮利権に少しでもつながっていた連中は動きがとれなくなり、安倍の対北朝鮮強硬政策に異議を唱える連中はしばらく息をひそめざるをえないということになるのではないか。


他のキナくささについては、またの機会に述べよう。


立花 隆

評論家・ジャーナリスト。1940年5月28日長崎生まれ。1964年東大仏文科卒業。同年、文藝春秋社入社。1966年文藝春秋社退社、東大哲学科入学。フリーライターとして活動開始。1995-1998年東大先端研客員教授。1996-1998年東大教養学部非常勤講師。2005年10月から東大大学院総合文化研究科科学技術インタープリター養成プログラム特任教授。

著書は、「文明の逆説」「脳を鍛える」「宇宙からの帰還」「東大生はバカになったか」「脳死」「シベリア鎮魂歌—香月泰男の世界」「サル学の現在」「臨死体験」「田中角栄研究」「日本共産党研究」「思索紀行」ほか多数。講談社ノンフィクション賞菊池寛賞司馬遼太郎賞など受賞。

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