文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「竹中一族の滅亡」が始まった…。


ここへ来て小泉・竹中ラインに綻びが目立ち始めてきた。西川善文郵政公社(前三井住友銀頭取)社長の首が怪しくなってきたのを筆頭に、政界、金融界、ビジネスの世界で、これまで我が物顔で闊歩していた竹中人脈の崩壊が顕著になりつつある。


これは、竹中が、安倍政権での生き残りを策して、早々と小泉ラインから安倍ラインへの乗り換えを画策しているのを、小泉や飯島が察知し激怒したことから始まったようだ。信頼していた竹中への小泉の怒りが爆発したのだろう。陰険で、女々しく、しつこい性格の小泉のことだから、おそらくこの亀裂の修復は不可能だろう。


というわけで、小泉政権下で政権中枢との人脈を根拠に「我が世の春」を謳歌していた竹中人脈と思われいた人物たちに異変が起こり始めている。西川だけではない。五味金融庁長官、村上ファンドの村上世彰、東京振興銀行の木村剛…。

本社をシンガポールに移転して、さっさと国外逃亡し、その逃げ足の速さを見せつけた村上ファンドは論外としても、これらの竹中人脈につながる人物たちがいずれ近い内に続々と失脚するのは間違いないだろう。


むろん、これ以外にも竹中一族と思われる人物は少なくない。マスコミにもたくさんいるはずだ。「中央青山監査法人」の奥山ナニガシもこの一派だろう。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E9%9D%92%E5%B1%B1%E7%9B%A3%E6%9F%BB%E6%B3%95%E4%BA%BA
 木村剛は、さかんに奥山ナニガシを弁護しているらしいが、もう遅い。


木村剛君、今更、ジタバタしても無駄だよ…(笑)。君こそ、政界・経済界癒着の構造の中で甘い汁を吸い続けてきた「旧経営者の権化」だったわけだよね(笑)。「報道ステーション」あたりで、たっぷりと「言い訳」を聞きたいものだ。無理だろうけど…。


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http://www.asahi.com/business/update/0516/040.html
日本振興銀行が内部管理不備か 金融庁、報告求める
2006年05月16日06時17分
 金融庁は15日、中小企業向け無担保融資を手がける日本振興銀行に対し、銀行法に基づき経営内容について報告を求める命令を出した。マニュアルが十分でないなど内部管理態勢に不備があったと見られ、同庁は報告内容を精査したうえで6月をめどに行政処分などを検討する方針だ。振興銀は04年4月に開業し、竹中総務相の金融ブレーンだった木村剛氏が会長を務めている。
(asahi.com)
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メデタシ、メデタシ…(笑)。




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