文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

派閥抗争が日本を救う。


民主党の新党首選挙が小沢と菅の一騎打ちという形に落ち着きそうだ。ということで、今夜辺りから両派による多数派工作や派閥の切り崩し工作が激化しつつあるらしい。

ここに至るまでには、一部では話し合い決着を目指す動きもあったらしいが、僕は、その種の派閥抗争を回避した話し合い決着には反対である。健全な派閥抗争こそが日本を救う。小泉政権に欠如していたものこそ、この健全な派閥抗争であった。

つまり小泉政権の本質は、言論弾圧や警察権力の行使による官邸一極支配という、派閥抗争なき陰湿な恐怖政治だった。小沢一郎菅直人のガチンコ対決に縺れ込みそうな民主党の党首選を見ていると、民主党の再生は意外に早いのではないか、と思う。