文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

読者から・・・WBC、あるいは松井について。 1

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Subject: WBCの件について
Sent: 2006年3月22日 12:52:25

 前略
 山崎行太郎様、こんにちは。いつも「毒蛇山荘日記」を拝見しております。
この「毒蛇日記」でスポーツの事が取り上げられるのは珍しいですが、やは
り世界大会での優勝というのはそれだけ大きなことなのだと感じています。
このWBCが始まる前はそれほど世間の関心度も高くなかったのですが、あ
の「誤審騒動」から一気に注目が集まったようにも思えます。さらにこのWBCメジャーリーグ機構が自分達の宣伝のために主催した、という面もあった のですが、最終的に決勝に残ったのがメジャー選手が二人の日本と、亡命 メジャー選手抜きのキューバとなりメジャーリーグは面目を失う結果となった という事も逆に関心度を高める事につながったようです(両方とも皮肉な結果 ではありますが)。
 またヤンキース松井選手に関してですが、松井選手の場合はやはり「出な
かった」と言うより「出られなかった」というのが正確な表現であろうと思いま す。同じくヤンキース王建民投手が台湾代表に参加の意思を表明してい ながら土壇場で不参加となった件を考えても、やはりチームから「出るな」と 言われたのでしょう。一応参加したジータ、A.ロドリゲス、デーモンの各選手も 逆に米国チームの足を引っ張ることが多かったようですし。「時間が許す限り 試合を見ていた」というコメントからも、本当はやっぱり出たかったのでは? とも感じられます。今後についてですが、面目をつぶされたMLBとしても逆に 「やっぱりやめる」とは言えない状況になってしまった様に思います。やはり 今回は他国の代表チームをなめていたのではないでしょうか。どのような形 になるにせよ、次回は米国も準備を万全にせざるを得ない事になったのは 次回が楽しみになったともいえます。サッカーW杯も第一回の参加国は 13カ国に過ぎなかったそうなので、今後はとにかく回数を重ねる事で権威を 高めていく事と思います。代表参加問題にしても、今後は選手が皆「自分を 出してくれ」と言う様になるのではないでしょうか。
 ではこれで失礼します。これからも「毒蛇山荘日記」を楽しみにしておりま す。
草々
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