文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小泉重病説に武部メール爆弾が追い討ち…。

昨日、本屋の店頭で立ち読みした某週刊誌の片隅に「小泉重病説」が書かれていたが、そういえば、最近の小泉の言動には力が感じられないだけでなく、まだそんな年でもないはずだが、すつかり老人臭い老いの陰がちらつき始めている。自民党本部あたりの壁のポスターは、依然として数年前の若々しい顔のものをそのまま使っているようだが、それこそ偽装ポスターじゃないのか。というわけで、小泉政権の終末は秒読みの段階に来ているが、ここに来て、政権内部での「小泉から安部へ」の権力移動も顕著になりつつあるらしい。小泉チルドレンの間でも小泉離れが深刻らしい。それもこれも、元はと言えば、小泉が強引に押し切ろうとした「皇室典範改正」問題がきっかけになったものだろうが、小泉政権をとりまく政治危機はそれだけではない。政権末期を象徴するかのように、小泉政権周辺の政治スキャンダルはいたるところから噴出して来る気配だ。昨日は、「堀江・ルール・爆弾」が破裂したようだが、今朝の産経新聞には、有識者会議の「結論ありき」の文書がスッポ抜かれ、おまけに元総理・橋本の「皇族無視は無礼だ…」という発言もデカデカと掲載されている。つまり産経新聞でさえも小泉政権の終焉を前提に動き出したと言うことだろう。昨夜、某所で、産経新聞の記者と話をする機会があったが…。それにしてもクライン孝子のボケ振りはヒドイなあ。今朝の産経の「正論」で、小泉政権を追及する民主党に向かって、「国益重視」の安保問題を軸にした国会論戦をしろ、だって。それは、要するに「小泉政権批判をやるな…」ということだろう。さすが「小泉マンセーおばさん」らしい政局無視の民主党批判ではあるが、次元が低すぎないか。小泉こそが、国益無視で、権力維持だけを目的に政局をかき回し、政敵を血祭りに上げることしか能のない「小泉劇場」と言われる政権運営を続けてきたのではないのか。小泉批判小泉政権打倒こそ国益重視である。