文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「ホリエモン騒動」の陰で高笑いしているのは誰か…。

        大寒や 今朝も巨悪の 高笑い     毒蛇蟲太郎



「わが世の春」を謳歌していたホリエモンが、「あっ…」とうまに絶対絶命のピンチに追い詰められたようだ。後は自殺か刑務所か。これまで出口を見失って抑圧されていた貧しい一般大衆の「小泉改革」へ向かうべき怨念と復讐感情が、一斉に「ホリエモン的なもの」に向かいつつあるが、はたしてそれでいいのか。これは、明らかに「小泉政権」という政治権力による争点の隠蔽工作、ないしは「スケ―プゴート化現象」による怨念のガス抜き、つまり「祭り上げ」と「祭り捨て」の血の儀式である。陰で高笑いしているのは誰か…。





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宮内取締役ら幹部3人を地検聴取、一連の不正主導か
 インターネット関連企業「ライブドア」グループの証券取引法違反事件で、東京地検特捜部は20日、グループの実質ナンバー2で、財務責任者の宮内亮治・同社取締役(38)ら幹部3人から任意で事情聴取した。
 同事件で中枢幹部の聴取は初めて。宮内取締役は、関連会社「バリュークリックジャパン」(現ライブドアマーケティング)の企業買収に伴う虚偽発表などを主導した疑いが強まっており、特捜部は詳しい説明を求めたとみられる。
 ほかに事情聴取を受けたのは、グループの経営企画を統括していた熊谷史人ライブドア取締役(28)ら。今後、堀江貴文社長(33)からも聴取する方針だ。
 特捜部の調べでは、バリュー社は2004年10月、株式交換を利用した自社株の売り抜けで利益を得る目的を隠し、グループ内の出版社を新たに買収するよう装った虚偽の発表をした疑い(偽計)が持たれている。また、同年1〜9月決算で、グループ内の別の会社の預金1億円を自社の売り上げに付け替え、赤字を黒字に粉飾。同年11月、経常利益を7200万円などとするウソの発表をした疑い(風説の流布)も出ている。
 宮内取締役は、株式交換を使って利益を出す取引の仕組みを考案するなど、不正工作を主導していたとされる。
 宮内取締役は税理士資格を持ち、ライブドアの前身「オン・ザ・エッヂ」時代から、堀江社長の右腕としてM&A(企業の合併・買収)にかかわり、成長を支えてきた。熊谷取締役は証券会社出身で、経営企画部門の責任者を務めていた。
(2006年1月21日3時2分 読売新聞)