文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

小泉政権と検察の癒着と暴走を、マスコミは、なぜ、追及しないのかな。自分が危なくなるからかな?

ホリエモン逮捕ライブドア崩壊は「想定内」だろう。別に大騒ぎすることではない。証券取引法違反粉飾決算も、たいした問題ではない。制限速度50キロの道路を60キロで走るようなものだ。検察特捜部の強制捜査が始まった今頃になって、大真面目に、ライブドアホリエモンの「錬金術」を、「最初からわかっていた…」とでも言うかのように、一斉に批判し始めたエコノミストや経済評論家、そして財界人等こそピエロそのものだろう。(嶋信彦よ、オマエのことだよ…笑)。それよりも、問題なのは、小泉・竹中一派が、ここでホリエモンを、検察を使って「悪役(スケレープゴート)」に仕立てた上で、ここぞという絶好のタイミングでアッサリと「切り捨てた…」という政治的現実、つまり政治的謀略の方だろう。何故、マスコミは、小泉政権と検察の癒着と暴走を追及しないのだろう。自分が危なくなるからかな。ちなみに、ライブドア強制捜査情報をいち早く報道したのはNHKだったらしい。NHKと言えば、「次の改革はNHKだ…」「NHKも民営化すべきだ…」と竹中あたりが張り切っていたはずだが、一説では竹中や小泉は、最近、トーンダウンして、「NHK改革はしない…」「公共放送は必要だ…」と広言したとか。NHKが、小泉・竹中にゴマスリに必死になるはずだ。民放や新聞も同じだろう。小泉・飯島・竹中一派の「ライブドアつぷし」「ホリエモンはずし」に狂喜するのは、フジテレビや産経新聞だけではない。