文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

交通事故の示談交渉には弁護士資格が必要か?

(読者からのコメントより。↓↓↓)

【 名 前 】:野尻
【 住 所 】:横浜
初めてメールいたします.貴台のBlogで西村真悟代議士の件を取上げてをりますので,当初からこの件につき感じてゐました素朴な疑問を書かせていただきます.ご見解をお聞かせいただければ幸甚です.弁護士法については何も知らないのですが,弁護士は助手を使って弁護士業務をしてはならぬ,と言ふ規定があるのでせうか.もしないのであれば今回の件で西村弁護士がなぜ有罪になるのか理解できません.鈴木某s氏の名刺には西村弁護士事務所所属のスタッフであることが明記されてゐたと思ひます.この人は恐らく交通事故の示談については保険の知識,法律の知識,そして示談のまとめ方の技術,いづれにおいても西村氏より上なのではないか.であれば実際の業務の殆どをこの有能なスタッフに任せ,最後の責任は弁護士が負ふ,と言ふのは少しも不当な行為とは思へないのですが.もしこれが違法,と言ふことであればそれは多分有名弁護士が非弁スタッフをたくさん雇って仕事を独占してしまふのを防ぐためのものかと思ひますが,一人のスタッフも使へないと言ふのは納得が行きません.とは言へ,悪法もまた法なりで,もし法の規定に触れると言ふことなら潔く受け入れるしかないとは思ひますし,違法を承知でやったのであれば確かに脇が甘い,と言ふ他ありませんが,いづれにせよ,今回の件はいはゆる破廉恥罪には当たらないと思ひますから,再起は十分可能かと思ひます.それにしても今回の件に対する民主党の対応は酷いですね.まあ西村氏もこれを機会に民主党とは縁を切った方がよいとおもひます.

■メール拝読。鋭いご意見、ありがとうございます。「何処までが弁護士の仕事で、何処から弁護士資格のないものでも可能か…」という疑問がわいてきます。確かに、今までのマスコミ論調では、その問題が無視されています。「交通事故の示談交渉には弁護士資格が必要→無資格者が弁護士資格を借用して示談交渉をすすめた→その結果報酬を得た→だから犯罪…」という論理のように見受けられます。この論理はおかしいですね。弁護士でなくても交通事故の示談交渉は可能でしょう。たとえば保険代理店…。ただし、この「西村真悟逮捕事件」の場合は、その問題よりも、「弁護士資格」を「貸した」か、「借りた」か…(「名義貸し行為」)、というところがポイントのようです。この点に関しては、西村真悟代議士本人はは「否認」(下の記事を参照)しているようです。( from_ 山崎行太郎 )





←西村真悟代議士は「無罪」だろう…と思う人は…(笑)。