文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

竹中平蔵のブレーン・木村剛に捜査の手が・・・。

  http://www.miyazakimanabu.com/politics/000114.php

たまたま読んだ宮崎学のブログで面白い記事を見つけた。竹中のブレーンで金融問題などで活躍する木村剛の周辺に捜査の手がのびているらしい。これは、竹中一派と財務省(旧大蔵省)の利権闘争の余波であるらしい。つまり、小泉・竹中一派によって次の「抵抗勢力」にされつつある財務省(旧大蔵省)からの反撃の一環というわけだ。政府関係金融機関の統合と民営化に対して、財務省(旧大蔵省)サイドが、本格的に反撃を開始したということだろうか。むろん、宮崎も書いているように、「木村剛逮捕」なんてことにはならないだろうが、小泉・竹中一派と財務省(旧大蔵省)一派との水面下での戦いの一つの象徴的な話として聞いておく価値はあると思われる。ともあれ、今やポスト小泉の有力な総理候補となった竹中平蔵としては、「ポスト小泉」を意識して、「増税」を主張する谷垣・与謝野一派を、「新しい抵抗勢力」に祭り上げ、一挙につぶしてしまおうという作戦のようだが、しかしここまで露骨な権力志向の実像が暴露されてしまった以上、ポスト小泉における「竹中後継総理」の芽は、ほぼなくなったと見ていいだろう。「竹中後継」は、一種のサプライズとして可能性が残されていただけで、それが天下承知の事実となれば、状況は変わらざるをえない。「奥田外務大臣」構想が内閣改造前に漏れて、その構想自体が闇におおむられたように、おそらく「竹中後継」も幻に終わるだろう。そのせいか、最近の竹中の言動には余裕がなくなっている。選挙戦中には、郵政民営化に反対した議員達を非公認にした上に刺客まで送り込み、「あの人達の戻る場所は自民党にはもうないんです…」と叫んで唖然とさせたが、今度は、谷垣や財務省を相手に、「彼等こそ新しい抵抗勢力と呼ぶべきだ…」ななどとホザいているが、どこまでその謀略作戦が通用するものか。見ものである。すでに本屋の店頭などには、「竹中研究本」が出回っている。小泉退陣と共に竹中を政界引退に追い込むべきだろう。


宮崎学ウエブサイトより…(↓↓↓)。
http://www.miyazakimanabu.com/politics/000114.php

最近の増税議論において、谷垣や財務省に代表される「増税先行派」と、小泉・竹中などの「歳出削減派」との間で、次期首相ポストも睨んでの駆け引きが行われているのはご存知のとおりである。
 竹中は「増税先行派」を得意の「抵抗勢力」扱いしたうえで、政府系金融機関の統合・民営化を進めようとするなど、旧大蔵の利権に切り込んでいる。特にこの政府系金融問題では、天下り先の確保のための特殊会社を望む旧大蔵官僚の願望を打ち砕くように「完全民営化する」などと発言している。
 これら竹中の言動に旧大蔵はついにキレた。このままヤツに好き勝手にはやらせないということで、あの手この手で竹中の失脚を狙うことにした。そこで手始めに側近中の側近である木村剛のスキャンダルをバーンと打ち上げる。
 とまあこんな流れで出てくる話のようや。
 官邸は竹中を守るために対策を取るだろうから、実際に木村がパクられるようなことにはならんかもしれんが、少しでも何らかの報道が出れば、竹中の大幅なイメージダウンと小泉政権の亀裂と批判は避けられんやろうなあ。
 で、当の木村はどっかに潜っているとされとるようやから・・・・・・・・





 ← 一日一善、「ブログ・ランキング」にご支援を…。