文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

秦郁彦が、郵政造反派議員の思考は「甘えの構造」だと、さ。(笑)

今回の自民党分裂選挙では、日頃は「国士」か「義士」気取りで悲憤慷慨している保守思想家や保守新聞、保守雑誌などの軟弱なホンネが暴露され、その「大勢順応主義」、「権力べったり」、「状況追従主義」の卑屈な奴隷的体質が次々と露呈して、まことに面白い見物だが、そういう人物の一人、秦郁彦も、小泉構造改革に賛成の改革派の人だったらしい。「サピオ」という雑誌を立ち読みしていたら、「朝日新聞」や「大江健三郎」を批判しているエッセイで、ついでに自民党郵政造反派を批判している文章に出会って、思わず吹き出してしまった。造反派は、左翼思想家たちと同様に、「甘えている」と、さ。よく覚えておこう、このセリフ。ともあれ、あーあ、この人も権力べったりの状況追従主義者だったんだ、と思わないわけには行かない。こういう連中は、小泉構造改革を擁護しているわけではない。ただ権力を擁護し、それに依存しているに過ぎない。こういう連中は、小泉が倒れれば、まっさきに小泉批判を始めるだろう。むろん、次の権力者に取り入って・・・。最近の日本の保守とは、権力や体制や金権に擦り寄ることだけが思想的本質である。これが日本の保守、あるいは保守思想家の実態である。郵政造反派こそ、利権・金権を度外視して立ち上がった「義士」ではないか…。甘えているのは、秦郁彦よ、オマイラだろうが。






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