鴎外、来たる…（笑）。

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数ヵ月前、近所で日本犬としてもっともポピュラーな柴犬の一匹と遭遇。可愛いのでじっと見ていると飼い主が出てきて犬の解説を始めた。愛犬家というのは自分の犬を褒められるとうれしくてたまらないらしい。しばらくその飼い主のＳさんと話しこむ。その時Ｓさんから柴犬専門のブリーダ−を紹介される。ベットショップとは違い、かなり良心的とか。ホームページも紹介されたので、帰宅後、さっそく検索してみた。これがなかなか面白い。且つ奥が深い感じだ。チワワかトイプードルだか知らないが、欧米系の犬の人工的な可愛さとは違う自然な奥深い可愛さというものが日本犬にはあるようだ。「日本犬保存協会」なるものも盛んに活動しているらしい。欧米系の犬がペットショップで法外な高値で取引されているのとは違って、日本犬はブリーダーが積極的に活動しているようだ。これにも感動した。日本犬にはまりそう。小さい頃秋田犬を飼っていたことを思い出す。欲しい。というわけで、ブリーダーの家を訪問。とうとう生後二か月の赤の柴犬が、我が家にもやってきたというわけだ。猫の名前が「漱石」だから当然、犬の名前は「鴎外」ということになった。この子犬の父親は黒柴の名犬で、数々のコンクールに入賞している。したがってこの子犬も、4代も遡れる立派な血統書つきの子犬なのだ。恐るべし。