文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

p1* 大江健三郎は嫌いではない。いや、僕の文学の原点にあるのが大江健三郎だ。僕は、三島由紀夫でも石原慎太郎でもなく、大江健三郎を読むことから文学というものを始めた。高校時代、生物の先生(民俗学者としても有名な小野重郎先生…)に「開高健、大江健三郎」を教えられたのである。その時に読んだ大江健三郎の小説が僕の人生を変えた。ところで僕は、大江健三郎の政治的スタンスには賛成ではない。しかし左翼全滅のご時世に、孤軍奮闘する姿は尊敬に値すると思う。僕は、今、流行りの「保守思想家」たちよりも、この頑固一徹の「左翼思想

大江健三郎氏「小泉首相退くべき」

5日午前7時50分に放送される民放SBSテレビ(ソウル放送)の番組「韓受辰(ハン・スジン)のサンデークリック」に、批判的有識者とされる作家、大江健三郎氏が出演する。

先月24〜26日に行われた第2回ソウル国際文学フォーラムに出席するため来韓した大江氏は、同番組で、日本に広がっている右傾化の動きを厳しく批判した。同氏は「日本の右翼勢力が進めている平和憲法改正の動きなど日本の現在の進み方に、恐れを感じている」とし「余生を日本の右傾化を阻止することに捧げたい」と話した。また「日本の侵略で苦しめられたアジア諸国の情緒を理解しなければならない」とし「それが分かっていない小泉首相は退くべき」だと強調した。

中央日報 2005.06.01 16:55:40