文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

金子勝って、「擬装転向」の「クズ・マルキスト」だろう?

 金子勝が、小泉靖国参拝強行を、国際社会には通用しないと、『サンデー毎日』で激しく攻撃している。この人、不思議な人だが、なんで今頃、こういうことを言うのだろう。何か魂胆があるのか。元マルキストという前歴を隠した経済分析もいかがわしいが、国際政治分析はさらにいかがわしいと言わなければならない。「隠れマルキスト」ならぬ、隠れ「親中派」なのか?金子勝は、天皇も「ご参拝なさらない…」のだから首相も参拝すべきではない、と言いたいようだが、話は逆だろう。今は、天皇陛下も堂々と靖国に参拝できるような思想状況と国際環境をつくっていことこそ必要だろう。天皇こそ誰よりも早く参拝すべきだだろう。いや、参拝したいはずである。天皇靖国参拝を妨害しているものこそ、国際政治に右顧左眄する金子勝のような存在である。ちなみに金子勝は、今週は『週刊現代』にも登場し、田原総一郎と対談して「郵政民営化」批判を展開している。郵貯を資金源とする「財投」の問題がすでに解決しているのだから郵政民営化になんのメリットもない、と。今頃、大真面目に郵政民営化批判なんて、まったく遅すぎるよ。要するに、いつものことだが、マルクス主義に狂っていた頃のことなどおくびにも出さず、時流(郵政改革批判…)に乗って「丸いものは丸い」と叫んでいるだけの極楽トンボである。小泉的構造改革はだめだが、真の構造改革はやるべきだ、このままだと日本に未来はない、と毒にも薬にもならない陳腐な日本沈没論を馬鹿の一つ覚えのように繰り返している。ならば聞くが、金子勝クン、君の言う構造改革ってどんな改革なのか…。たまには…(爆笑)、「具体的に…」説明してもらいたい。「危機だ、危機だ」と煽るだけで金子の話に具体性も理論的根拠もないのだ。何が危機なのか。なぜ、日本的システムは崩壊寸前なのか。言うまでもないことだが、崩壊寸前の危機に直面しているのは金子勝のような「危機煽り屋」としてのオノレ自身のような「狼少年的存在」だろうが。金子勝の考えている真の構造改革って、まさか、「社会主義革命」のことじゃないよね。暴力革命だったりして…。