文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

平河サロンで鈴木淑夫先生の「日本経済分析」を拝聴。


昨夕は、同郷の税理士四本氏を誘って平河サロンへ。文春ビル前で待ち合わせ。僕は埼玉大学から直行したが、四本氏はすでに20分ぐらい前に到着していた。
四本氏は長い国税庁勤務ののち独立、現在九段で税理士事務所を経営している。藤井厳喜氏の忘年会でたまたま二年連続目の前に座った人で、二年目にして同郷であることが判明、その夜以来、親しくしている。
昨夜のゲストスピカーは、元日銀理事、野村総研理事長、前衆議院議員の鈴木淑夫先生で、日本経済に関する明晰な「現状分析」を拝聴。鈴木先生の経済分析の基本的なモチーフは、「構造改革推進」「規制緩和」・・・・・・というようにどちらかというとサプライサイドよりの経済学で、小生の立場とは少しズレているのだが、その鮮やかな分析には感動した。特に小泉・竹中の金融政策批判などには大いに共感した。
鈴木先生の話を聞くのは二回目だが、やはりその道の専門家の話には説得力がある。この夜は、若手金融マンが多数出席して大盛況であった。
さて、日本経済にもこのところ景気回復の兆しが見えてはいるが、このまま順調に回復路線へ直進するのか。貿易黒字に依存しすぎた今回の景気回復に、鈴木先生は懐疑的なようであった。