文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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大量殺人犯は「ネット右翼」だった?

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神奈川県の身障者施設で、19人の死者を出した「大量殺人事件」だが、犯人の言動を少しずつ知るにつけ、私は、当初より、犯人の思想的背景を考えざるを得ないのではないか、と思うようになったが、どうも、犯人は、かなりヘビーな「ネット右翼」だったようだ。彼が、Twitterあたりで、フォローしていた人たちのリストを見ていくと、明らかに最近の日本に現れた軽薄な「ネット右翼」の一人であることが、浮かび上がってくる。百田尚樹渡辺哲也西村幸祐、上念司、テキサス親父、ケント・ギルバート・・・。私は、ここに挙げられている人たちを、そのことで、批判しているわけではない。思想家や表現者が、読者 の言動に責任があるわけではない。ただし、思想や観念というものは、恐ろしいものだ。一人の人間を、狂わせることも、天才にすることも出来る。ニーチェハイデッガーの哲学とナチスの関係が指摘されたことがあるが、今回の「大量殺人事件」も、それと無縁であるとは言えない。おそらく思想的には、大きな落差があるだろうが、近くとも遠からず、という関係にあるだろうと思う。犯人は、明らかに、正常な「確信犯」である。我々は、「精神異常者の犯罪」とか「反社会的人物の犯罪」「麻薬常用者の犯罪」・・・などと切り捨てて、納得、安心し、自己満足するのではなく、我々の隣で生活しているごく平凡な一般市民、つまり「正常な確信犯」が引き起こした凶悪事件だという現実を受け入れ、その現実と思想的に真剣に対決していくことが必要だろう。

(続く)

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安倍政権は「ネット右翼政権」である。安倍政権の正体を知りたければ、これを読むべし。最近の日本の「保守」は「エセ保守」ばかり。山崎行太郎著『保守論壇亡国論』と、佐高信氏との対談集『曽野綾子大批判』は、安倍政権とそれを支持する現代日本人の「思想的劣化」=「政治的劣化」=「反知性主義化」を哲学的に分析・解明しています!

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曽野綾子批判」の元祖・佐高信氏と、「沖縄集団自決論争」以来、曽野綾子批判を続ける山崎行太郎との過激な対談集。
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