文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「最終決着」を求める幼稚=稚拙な政治学。「日韓慰安婦交渉」を裏読みする。どう見ても、明らかに自民党の選挙目当ての政治的パフォーマンスだろう。来年の「衆参同時選挙」(?)に圧勝すれば、「何でも出来る」と妄想しているのだろう。

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「最終決着」という言葉は美しい。しかし、「最終決着」を求める政治的精神は幼稚=稚拙であり、且つ危険である。世の中に「最終決着」などというものはない。日本政府は、子や孫の世代にまで負債を残したくないと思っているらしいが、余計な御世話というものだろう。


国家や民族が負うべき歴史的責任は、もしあるとすれば、子や孫の世代も、それ相応に負担するべきものだろう。子や孫の世代が、何事もなかったかのように思うことがあるとすれば、それこそ「政治的喜劇」というものだろう。「親馬鹿」とか「馬鹿息子」という言葉があるが、そういう時に使う言葉だろう。


日韓関係という問題も解決不可能な問題だろう。それを、無理矢理、決着をつけようとすれば、それこそ危険である。戦争か土下座しかない。解決不可能な問題に耐えること、あるいは耐え続けることこそ、大切なことだろう。解決しようと努力することは必要だが、「最終決着」などというものを目指すことは、幼稚=稚拙で、危険である。(続く)


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