文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

福田恆存と江藤淳の差異は何処にあるか?「イデオロギー保守」と「存在論的保守」の差異である。しかし、西部邁や高沢秀次、あるいは「ネット右翼」や「ネット保守」の連中には、これが分かっていない。

dokuhebiniki2015-06-02


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最近の保守論壇では、保守思想家としては、小林秀雄江藤淳よりも、「福田恆存」が語られることが多いのではないかと思うが、その原因は、最近の保守論壇の「保守言論人たち」も、「イデオロギー保守」であり「ネット右翼」にすぎないからだろう。


彼等も、小林秀雄江藤淳、あるいは三島由紀夫等のような「存在論的保守」と、福田恆存のような「イデオロギー保守」の見分けができない。たとえば、三島由紀夫は、東大全共闘の立て籠もる東大に乗り込んで、対話し、政治思想的立場の違いを認めながら、内的には、つまり存在論的には意気投合している。何故か?



三島由紀夫が左翼過激派のデモを見学に行き、興奮したのは、よく知られている。何故か?三島由紀夫は、密かに、左翼過激派の暴力的デモに、存在論的次元で羨望し、共感していたからだ。しかし、三島由紀夫を、保守思想家、あるいは右翼思想家として崇め奉る「イデオロギー右翼」や「ネット右翼」の連中には、それが理解できない。





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