文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

憲法とは何か? 憲法改正を強く主張しているらしい櫻井よしこは、そもそも「憲法とは何か?」を理解していない。日本国憲法には「国民の権利」ばかり書いてある、もっと「国民の義務」を書くべきだ、と繰り返し主張する櫻井よしこは、「近代憲法の原理」も、いわゆる「立憲主義」も、まったく理解していないことが分かる。

dokuhebiniki2015-05-02

人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ


もちろん、明治憲法日本国憲法も、近代憲法の原理原則にもとずいている。言うならば、櫻井よしこは、日本国憲法だけではなく明治憲法も否定していることになる。櫻井よしこに、それが分かっているのか、疑わしい。おそらく、自覚していない。


たとえば、「大日本帝国憲法」を審議している時、伊藤博文
、こう言っているそうだ。

抑(そもそも)憲法を創設するの精神は、第一君権を制限し、第二臣民の権利を保護するにある。故に若し憲法に於て臣民の権利を列記せず、只責任のみを記載せば、憲法を設けるの必要なし。
(『枢密院会議議事録第1巻』)

櫻井よしこは、憲法改正の理由として、日本国憲法には、「国民の権利」ばかり書いてあり、「国民の義務」が書いてない、というが、明治憲法の精神にさえ反していることが分かる。伊藤博文が理解していたことを、櫻井よしこは理解していない。



人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html