文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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青年ヘーゲル派とマルクスとエンゲルス。

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ヘーゲルが死ぬと、それまで隆盛を誇っていたヘーゲル派の哲学も、内部分裂を繰り返す。そこから生まれてくるのが青年ヘーゲル派、あるいはヘーゲル左派であり、その青年ヘーゲル派(ヘーゲル左派)に属していたのが若き日のマルクスであり、エンゲルスである。


ヘーゲル没後、ヘーゲル学派は老ヘーゲル派、中央派、青年ヘーゲル派に分裂するが、分裂に原因になったのは宗教問題であった。シュトラウスの『イエスの生涯』(『イエス伝』)である。シュトラウスは、福音書(聖書)の物語が実話(史的事実)ではなく、すべて事実ではなく、虚構(フィクション)であるという立場から「イエスの生涯」を描いた。これが大問題となり、激しい論争を経て、ヘーゲル学派が分裂することになる。


シュトラウスが否定した福音書の事実を、事実(真実)として全面的に受け入れようとするのが老ヘーゲル派であり、部分的に認めるというのが中央派、シュトラウスを筆頭に、福音書の物語を全く認めないというのが青年ヘーゲル派である。






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