文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

『保守論壇亡国論』と『曽野綾子大批判』と「小保方晴子事件」の接点・・・。

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保守論壇亡国論』で、僕は、保守論壇の思想的劣化、思想的地盤低下を指摘し、それが、現在の日本の政治、経済、文化の停滞と貧困につながっていると分析した。そして今回、佐高信氏との対談集『曽野綾子大批判』で、さらにその思想的劣化、思想的地盤低下が、保守論壇にとどまらず、左翼論壇にも及んでいることを指摘し、その根本原因は、魯迅的、江藤淳的「批評力」「批判力」の低下、欠如にあると分析した。


fそこで、stap細胞をめぐる「小保方晴子事件」が起きた。マスコミとエセ科学者、エセ科学ジャーナリストたちによる「小保方バッシング報道」である。むろん、これは批評でも批判でもなく、単なる嫉妬とネタミからはっする誹謗中傷であった。それを見ていると、理科系の「科学い論壇」もまた、そうとう劣化していることが明らかになった。「小保方晴子」という若い科学研究者を、些細な論文のミスをとらえて誹謗中傷し、社会的に抹殺しようとした中心勢力は、先端科学研究等には無関心な「科学論壇」の面々であった。


博士論文とは、科学研究のためのものではなく、どうやら就職や生活の安定、老後の年金・・・などのためのものであるらしい。大学の理科系もまた、つまり科学研究業界もまた、少市民化、サラリーマン化し、かなり劣化しているということだ。「小保方事件」をじっくり観察していて、そう思った。


少なくとも、僕には、小保方さんの方が、最先端の科学研究の現場の人のように見える。「まだ思惟されていないもの」(ハイデガー)を思惟し、探求しようとしているのは小保方晴子さんであって、「東大博士論文」の指導教授たちではない。就職と生活、年金にしか興味のない「東大博士バカ文化人」が日本を滅ぼす・・・・(笑)。
(続く)

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