文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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「小保方問題」における科学と科学主義の差異について。『保守論壇亡国論』で「小保方問題」を読み解く。

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僕は、マスコミやジャーナリズム、そして科学業界における「小保方晴子バッシング」が顕著になるに連れて、小保方問題に執拗にこだわってきた。しかし、僕がこだわったのはそんなに単純な理由からではない。僕が『保守論壇亡国論』で強調した「存在論的思考」と「イデオロギー的思考」の差異に関わっていたからだ。僕は、小保方晴子博士の「科学的思考」を擁護し、マスコミやジャーナリズム、そして東大教授たちを中心とする科学者業界の人たちの「科学主義的思考」を批判したのである。


僕が、批判してきたマスコミやジャーナリズムは、これから、小保方晴子さんを切り捨てて、自分たちだけは生き延びようとする理研理事長・野依良治や二流・三流の科学者たちの醜悪な正体に気ずいて、「理研批判」=「小保方擁護」という論調に変化していくだろう。そこで見逃されるのは、マスコミやジャーナリズム、あるいは東大理学部教授らを中心とする科学者業界の責任問題だ。


私見によれば、単純素朴な二元論でしか物を考えられなくなっている、最近のマスコミやジャーナリズム、東大教授を中心とする科学業界にこそ問題はあるのだ。「博士論文の書き方がどうたらこうたら」「パクリやコピペがどうたらこうたら」・・・。次元が低すぎるのだ。彼等には、科学と科学主義の差異が分かっていない。言い換えれば、存在論的思考とイデオロギー的思考の差異が分かっていない。そこに諸悪の根源はあるのだ。


早速、チャールズ・バカンティ教授や理研の副センター長で、小保方晴子博士の上司にあたる笹井芳樹が、理研の内部調査の最終報告を嘲笑うかのように、厳しい反論を行っている。野依良治等が科学主義的な「政治的決着」を図ろうとしていることは明らかだ。


それに対して、小保方晴子博士だけではなく、チャールズ・バカンティ教授や笹井芳樹が、異論を唱えているのだ。東大教授らも、これまでの嘲笑的態度を隠蔽し、沈黙せざるを得ないだろう。お前らは、小保方晴子博士やチャールズ・バカンティ教授に、まともに反論できるのか?


発言するのは、ドシロート以下の「上昌広東大特任教授」などというピエロだけだろう。「上昌広東大特任教授」とは何者なのか、その正体を、もっと調べろ。国立ガンセンターを、何故、やめたのか?


科学も学問も、間違うのだ。間違うから科学なのだ。間違いの積み重ねの中から発見や開発は生まれるのだ。間違いを恐れる人間には科学も学問も芸術も無理だ。科学主義的思考においては間違わない。何もしていないからだ。科学主義的思考は、科学の廃墟である。
(続く)



■チャールズ・バカンティ教授はnature論文取り下げに反対している。


笹井芳樹は、stap細胞を疑っていない。



■僕の処女作『小林秀雄ベルグソン』を理論物理学的見地から、『シュレジンガーの猫』(中公文庫)で、高く評価した竹内薫さんがテレビに出ていた(笑)。

■「小林秀雄理論物理学」を含む僕の第一評論集。
増刷されたのですが、アマゾンで、5000円以上の値段がついていますね。


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