ネット右翼政権=安倍政権の「終わりの始まり」か？ 都知事選を『保守論壇亡国論』で読み解く(5)。

沖縄県自民党代議士、沖縄県知事まで強引に説得(脅迫)し、米軍基地の辺野古移転を強行しようとする安倍政権だが、予想通り、地元の名護市長選挙で惨敗したようだ。想定内のことではあろうが、都知事選における「細川ー小泉連合」の登場といい、あるいは、死者まで出した自衛艦「おおすみ」の釣り船衝突事件といい、このところ安倍政権周辺に暗雲が立ち込めている。本人は、相変わらず、お気楽に外交戦略に忙しいようだが、都知事選が、どういう結果になろうとも、政権運営にとって難問山積であることには変わりはないだろう。おそらく、安倍政権の「終わりの始まり」ということになるかもしれない。安倍政権の重要な支持基盤だったはずのネット右翼層も、相変わらず、陳腐で幼稚な「舛添要一バッシング」を狂ったように続けているようだ。都知事選の、あるネット支持調査では、「田母神支持」が、「80％前後」だというから、相当、深刻な状況と言わなければならない。たとえ、自民党(都連)が支持する舛添要一が当選したところで、安倍政権は安泰ではないだろう。いや、逆に、安倍自民は、内部から自滅・崩壊していくだろう。つまり、中国批判や韓国批判を繰り返すだけの排外主義的な「保守イデオロギー」を、「保守思想」と勘違いしているネット右翼層と似非保守文化人グループは、安倍政権支持に、そうやすやすと戻ることはない。TPPから消費税、秘密保護法案、靖国参拝、米軍基地辺野古移転、原発再稼働・・・など、支持率と人気に溺れた挙句、その能天気、かつ強引な政権運営が、裏目に出る可能性は高い。(続く)

・ （続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html