文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

今(1/7、午後4時)、新幹線「みずほ」で鹿児島中央駅を出発。東京へ。

今日中に東京駅につかねばならない。明日は宇都宮。車中、頭を切り替えるため「週刊金曜日」の「曾野綾子大批判特集号」の原稿を。「『沖縄集団自決論争』の哲学ー曾野綾子への公開状」。正月休みは山奥の山荘に閉じこもり柄谷行人の『トランスクリテーク』熟読す。


搾取論、あるいは剰余価値論の文脈で、リカードプルードンマルクスの接点が分かった。リカードプルードンは、それぞれ生産過程と流通過程を重視する。では、マルクスは?


博多で東京行「のぞみ」に乗り換えた。自由席でもガラガラ。快適なり。ゆっくり読書できる。


リカードプルードンの差異はそれぞれ生産過程と流通過程を重視したことだ。つまり剰余価値の発生と搾取が生産過程で行われているか、流通過程で行われているかの違いだ。これは産業資本と商人資本の差異でもある。別の言い方をすれば、すでに大企業が発達していた英国と、未だ大企業が発達せず、職人たちによる手工業的な家内工業の段階にとどまっていた仏国の差異でもある。


産業資本主義が未発達であった仏国で、プルードンは、搾取は、商人の「交換の不正義」によるものと考えた。「安く買い、高く売る」ところに搾取を認めた。つまり売買の差額が利益になり、これが搾取ということになる。一方、プルードンは、搾取は生産過程においておこなわれると考えた。


ここで宇野弘蔵が強調する「労働力の商品化」が問題になる。つまり産業革命を経て大企業中心の産業資本主義は、「労働力の商品化」によって可能になるからだ。


ここで宇野弘蔵が強調する「労働力の商品化」が問題になる。つまり産業革命を経て成立する大企業中心の産業資本主義は、「労働力の商品化」によって可能になるからだ。「労働力の商品化」、つまり賃労働者の誕生のないところでは産業資本主義は成立しない。しかし、「労働力の商品化」によって周期的な恐慌が発生する 。これが、宇野弘蔵の「労働力の商品化の無理」である。労働力、つまり人間は、自由に生産出来ないからだ。




9時頃、窓の外を見ると、名古屋だ。次は新横浜らしい。



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