文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

岩田温『だから改憲するべきである』を読む。・・・五日市憲法草案と日本国憲法について。私は立川の朝日カルチャーセンターで、「小説実作講座」をやっているが、そこの受講生に、三多摩地区の自由民権運動や五日市憲法をテーマに歴史小説を書いている人が、二、三人いる 。地元出身で、かなり年配の人たちなので郷土史や色川大吉の研究などを参考に、よく調べて書いている。

人気ブログランキングへ

私はあまり関心はなかったが、特に五日市憲法が、戦後の日本国憲法の制定過程に関係しているという議論が、護憲派を中心に語られているということを知ってから、俄然、関心を持つようになった。さて、日本国憲法の成立過程では、「松本烝二草案」など、いくつかの 憲法草案があり、特に民間の憲法学者鈴木安蔵らの「憲法研究会」が 、植木枝盛の研究や五日市憲法草案などを参考に作成した「憲法草案要綱」が、GHQ草案の参考資料として重要な役割を果たし、結果的にその草案のいくつかが、たとえば「国民主権」という思想などが、GHQ主導で作成された日本国憲法に生かされたらしい。このことから、日本国憲法は米国による押し付けられた「押し付け憲法」ではなく、日本国民の意思が反映しているのだ、だから、憲法改正は必要ない、と護憲派は主張しているらしい。つまり、明治時代の民間の憲法草案が、日本国憲法に生きているというわけだ。果たして、この護憲派の主張は正しいのか?そこで、岩田氏は、「憲法制定権力」は何処かにあったかが重要だという。無論、憲法制定権力の主体は、GHQ、つまりマッカーサーにあった。したがって、日本国憲法鈴木安蔵らの憲法草案にどれだけ似ていようとも、日本国憲法は、マッカーサー憲法なのであり、それ故に「マック憲法」と呼んだ中曽根の認識は正しいのだ、ということが出来る。(続く)


人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
保守論壇亡国論』発売中!!!
話題騒然!!! 増刷!!!
(曾野綾子論「保守論壇の『沖縄集団
自決裁判』騒動に異議あり!!!」も含む)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

ーーーーーーーーーーーーー

毎日新聞」「日刊ゲンダイ」「週刊ダイヤモンド」「サンデー毎日」、佐藤優/佐高信対談集『世界と闘う読書術』(集英社新書)・・・などに紹介される!!!

ーーーーーーーーーーーーー
Amazon」、「楽天ブックス」ともに売り切れ=在庫不足でしたが、10/25、増刷完了。在庫不足は解消されました。近くに大型書店のない方は、Amazon楽天などのネット販売をご利用ください。
↓↓↓
Amazon
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4906674526?ie=UTF8&at=&force-full-site=1&lc

■ヨドバシ・COM
http://www.yodobashi.com/%E4%BF%9D%E5%AE%88%E8%AB%96%E5%A3%87%E4%BA%A1%E5%9B%BD%E8%AB%96-%E5%8D%98%E8%A1%8C%E6%9C%AC/pd/100000009001943695/

楽天ブックス
http://books.rakuten.co.jp/rb/保守論壇亡国論-山崎行太郎-9784906674527/item/12469849/
■■■■■■■■■■■■■■■■



人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ