文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「徳田虎雄事件」の政治学、あるいは政敵潰しの政治学。

週刊文春週刊新潮などを中心に、いわゆる「徳田虎雄事件」報道は、加熱気味だが、いよいよ政界や政治家たちに及ぶ「政治謀略事件化」し、徳田マネー、徳洲会マネーに群がったと思われる大物政治家の名前も次々と 暴露され始めている。徹底抗戦を宣言していた徳田虎雄が、あっさり「徳洲会理事長」を辞任したり、もう一つの謀略事件と思われる「みのもんた事件」で、窃盗を否認していた次男が、弁護士の口添えもあって、突然、窃盗を認めたりしたのは、あまりにも大きな勢力や組織が、背後で動いていることを察知したからだろう。言い換えれば、これは、小泉純一郎政権時代がそうだったように、安倍晋三政権が、政権維持のための政治謀略を仕掛始めたということではないかと思われる。つまり、「徳田事件」は入口、階段にすぎないということである。石原慎太郎前原誠司・・・らの名前が出て来たことでもわかるように、この事件は 、個人的事件ではなく、権力闘争の一環としての謀略事件の様相を呈し始めてきたわけだが、問題は、果たして、安倍晋三自身が、それだけの「悪」に耐えられるかどうか、ということではないだろうか。(続く)



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