文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

エッセイスト「小林リズム」の誕生

この前、鎌倉に何年ぶりかで行った時、途中の電車の中で、不思議な張り紙を見つけた。そこには、こんなことが書いてあった。

《女にも野心はあるのです。しかし女はそれを夢と呼ぶのです。》

「女にも野心がある」・・・。深く考えるまでもなく当然のことである。しかし女は、それを「夢」と呼ぶ。なるほど。そうだったのか。僕も、才能も野心もある女性たちにしばしば会うが、しかし、政治の世界はともかくとして、「野心満々」という女性に会うことは稀だ。野心はあるのかもしれないが、それを隠し、誤魔化しているらしく、外からみると、「やる気」がないように見える。「やる気のない人間にやる気を起こさせること」・・・は、僕の仕事でも趣味でもない。そういう時は、「サヨナラだけが人生だ」(井伏鱒二)とでも言うしかない。
言うまでもなく僕は、「野心満々の女性」が嫌いではない。「やる気のある女性」が嫌いではない。だから、「野心」や「やる気」を隠さずに、それを前面に打ち出してくる三宅雪子さんや橋本久美さんのような女性を、むろん女性だけではなく男性も同じだが、応援したくなるのだ。
「野心」や「やる気」を前面に打ち出すことは危険なことである。出来るなら、それを隠したままで「成功」したいと、多く人が思うだろう。しかし、それは問屋が許さない。
さて、「小林リズム」という女性がいる。日大芸術学部で僕の「エッセイ研究」の受講生だった女子学生で、今年、無事、卒業し、広告代理店に就職したという女性だ。
その「小林リズムさん」が、広告代理店を8日かそこらで退職し、無職のまま、本気で「エッセイ」を書き出し、日大芸術学部教授が運営するブログ(清水正ブログhttp://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/)に発表している。卒論からの続きらしいが、「清水正ブログ」に連載40回ぐらいにになっている。
「玉の輿に乗るのが夢・・・」とトボけていたので、僕も、最初は遊びだろうと思っていたが、どうも本気らしい。僕は、そこに「野心」と「やる気」を感得した。それなら、応援してやろうと思った次第である。(写真は「小林リズム」さん)




清水正ブログ
http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/
小林リズム・ブログ
http://ameblo.jp/nanto-kana/





人気ブログランキングへにほんブログ村 政治ブロへ (続きは、『思想家・山崎行太郎のすべて』が分かる!!!有料メールマガジン『週刊・山崎行太郎』(月500円)でお読みください。登録はコチラから→http://www.mag2.com/m/0001151310.html