文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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林芙美子の足跡を訪ねて台湾4日目。

dokuhebiniki2013-05-04


ついに実質的に最後の日となった。明日は朝早く出発しなければならない。というわけで、今日も、淡江大学大学院生のコーさんの運転で、港町「キールン(基隆)」、山の上の秘境「九分(ジュウフン)」 など、いろんなところへ行き、すっかり台湾を満喫した。今日は、その前に、まず「行天宮」と「龍山寺」に。 前者は道教。 後者は仏教。熱心な信者たちで溢れていた。午後は、高速道路を爆走して港町キールンへ。キールンは漁港であり、軍港でもある。林芙美子は、この港町から台湾旅行を始めたのだろう。林芙美子に「基隆水望」という作品がある。キールン見物が終わると次は、キールンから、山の細い道を延々と登り、キールン周辺の海岸を見下ろす「九分」という秘境へ。絶景のポイントで、日本人観光客が多い。元々は金鉱脈が発見されたことから栄えた辺境の街。しかし金鉱山の閉山とともに衰退。ところが、80年代末、侯孝賢監督の映画「悲情城市」のロケ地として再び脚光を浴び、さらに宮崎アニメ「千と千尋の・・・」の舞台ではないかということで、最近、特にアニメフアンに有名になったらしい。金鉱山の街から観光の街へ。今や台湾観光には欠かせないスポットらしい。夕陽が沈む風景をバックに夕食。あまりの秘境に、もう二度と来ることはないだろうと思いつつ、絶景と夕陽、そして海に浮かぶ漁船の灯りを眺めつつ、缶ビールで乾杯。帰りも再び、細く長い屋台の連なる路地を歩く。コーさんの運転で、くねくねの坂道を下り、やっと高速道路へ。一路、台北市内へ。(写真は「九分」の山の上で記念撮影する清水先生と山下先生。)



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