文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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読売新聞亡国論(3)・・・正力松太郎の「日本テレビ放送網」の設立目的の第一は、「娯楽」や「スポーツ」ではなく「軍事」だった。

日本テレビ放送網株式会社」の設立とともに日本のテレビの歴史は始まる。正力松太郎は、我が国が、サンフランシスコ講和条約で独立を回復した直後の1952年10月15日、米国資本の支援のもとに、様々な目的を持ちつつ、「日本テレビ放送網株式会社」を設立する。放送開始は、1953年8月26日。NHKの放送開始には半年ほど遅れたが、その後のテレビ文化を主導したのは、もちろん日本テレビだった。街頭テレビ、プロレス、プロ野球、大相撲、そして音楽やドラマ、バラエティー番組・・・その後の日本人の大衆文化、大衆娯楽の中心となっていく。しかし、われわれが知っている「日本テレビ放送網株式会社」設立にまつわる美談と成功物語の背後には、まったく異なる、もう一つの物語があった。有馬哲夫は、『日本テレビとCIA』で、こう書いている。

いったい、日本テレビと呼ばれるものは、何のために作られたのだろうか。いや日本テレビだけではない。そもそもテレビの日本への導入自体、何のためだったのだろうか。というのも日本へのテレビの導入は日本テレビの創設の動きによって始まったからだ。

日本テレビは、何のために作られたのか・・・」。われわれは、こういう疑問を持ったことが、そもそもあっただろうか。おそらく、ほとんどの日本人が、日本テレビの創設の背後に、実は米国の軍事戦略、世界戦略が隠されているなどと考えたこともないだろう。そういう話は「陰謀論」として笑われるだけだろう。しかし、有馬哲夫の研究によれば、それは陰謀論でも妄想論でもなく、まさに現実そのものなのだ。(続く)


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