文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「日刊ゲンダイ」も検察審査会の「疑惑ソフト」スキャンダルを追撃。メデイアで最初に「疑惑ソフト」問題を取り上げた「日刊ゲンダイ」が、再び取り上げ、検察審査会メンバー11人の選び方にインチキがあるという「クジ引きソフト疑惑」問題、つまり「検察審査会スキャンダル」を再追撃している。検察審査会という制度が、裁判に「市民感覚」「国民目線」を持込むのだという「タテマエ」とは裏腹に、実は、検察に都合のいいメンバーを、「クジ引きソフト」という怪しい道具を使って、恣意的に選んでいる・・・ことが明らかになった事件である。それ


昨日は久しぶりに宇都宮に行った。ドストエフスキーの『罪と罰』のエピローグを読む 。大地に接吻したのち、自首、裁判、判決を経て、シベリアに流刑されたラスコーリニコフは、自分の行為を反省し、悔い改めたかに見えたが、そうではなかった。「何故、俺の考えが間違っているというのだ。」という不信と懐疑の子として怒り狂うラスコーリニコフ。しかし、ソーニャの献身的な振る舞いや素朴な囚人たちの信仰、そして河の向こう岸で暮らす少数民族ののどかな暮らしぶりに接している内に、次第に「復活の曙光」に輝くという場面だ。『罪と罰』はこのハッピーエンド的場面で終わるのだが、しかし、作者ドストエフスキーは、そして小林秀雄は、「しかし駄目だった。ラスコーリニコフは自殺する」と書き加えている。ラスコーリニコフが、「復活の曙光」に輝くことは、ついになかったということだろう。ドストエフスキーの思考の深さを感じさせる言葉だ。さて、帰りに大宮に寄り、一度入りたいと思っていた海鮮居酒屋に入り、「マグロ丼」と「白波」を頼む。そして、駅の売店で買ったばかりの「日刊ゲンダイ」を読む。僕は新聞はほとんど読まないが、タブロイド紙は読む。大手新聞には、僕の知りたいことは何も書いてないが、タブロイド紙には僕の知りたいことが、微に入り細に入り、書いてあるからだ。検察審査会メンバー11人の平均年齢が二回も同じになるという珍事、平均年齢計算が何回も訂正されるという珍事・・・から始まった検索審査会メンバー疑惑は、とうとう「クジ引きソフト」スキャンダルまで行き着いた。新聞とテレビという大手マスコミは、いつまで、この検察審査会メンバーの選び方にまつわる「イカサマ疑惑ソフト問題」を、スルー出来るだろうか。大手マスコミの周辺にも火の粉は降り注いでいるのである。その前に、今こそ、検察審査会メンバー11人は、名乗り出よ。一人ぐらい名乗り出て、日本国民の前で堂々と記者会見して、検察審査会11人の内部事情を告発してもいいはずだ。それが出来ないのは、何故か。





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