文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

「小沢裁判」の政治学。野田が何と言おうと、岡田が何と言おうと、問題ではない。興味も関心もない。すべては「小沢一郎問題」である。沖縄米軍基地問題もtppも、「小沢問題」なしには考えられない。さて、小沢裁判が大詰めを迎えてきた。検察側も裁判所側も動きが慌ただしくなって来た。検察が、裁判所からの「捜査報告書」や関係書類の提出を求められたにもかかわらず、提出を拒絶したらしい。これで、ますます検察の「疑い」は濃厚になってきた。

小沢裁判こそ日本の戦後史を大きく転換させる契機となるべき裁判である。日本の敗戦、米軍による占領、サンフランシスコ条約による形式的な独立、そしてその後の「ポスト植民地主義的支配」という見えない占領政策・・・からの解放と独立を賭けた裁判である。いうまでもなく、この裁判は、小沢一郎という一人の政治家の資質や才能、キャラクターの問題に限定されるべき裁判ではない。小沢一郎は、2009/2/25に、大阪で、「米軍のプレゼンスは必要だが、第七艦隊で充分ではないのか・・・」とかなり大胆な、且つ刺激的な発言をした。誰が危機感と恐怖心を抱き、「小沢潰し」に動き出したかは明らかだ。必ずしも敵は外国人ではない。外国勢力と結託して日本を植民地支配し続け、甘い汁を吸い続けてきた、日本人の味方の振りをしている日本人こそ敵である。そこから、一連の小沢事件から小沢裁判と続く奇妙なドラマは始まったのである。小沢裁判の本質は、日米関係にあり、日米関係抜きには考えられない事件である。マスメデイアはあまり書かないが、小沢裁判の過程で、ふたつの大きな問題が明らかになった。一つは、小沢一郎を強制起訴に持ち込んだ検察審査会メンバーに提示された、検事作成の捜査報告書の改竄と隠蔽という事実が明らかになったこと。しかもこの問題に関連して、裁判所が、検察に捜査報告書をはじめ関係資料の提出を求めたにもかかわらず、それを検察が拒否したという事実。さらに某市民団体がこの問題を告発し、受理され、捜査中であるという事実。これらは検察側の問題であるが、もう一つの問題が明らかになっている。これもなかなか新聞、テレビなど、大手メデイアは報道しようとしないが、つまり一部の週刊誌やタブロイド新聞は報道しはじめているが、最高裁判所に「事務総局」という秘密組織のようなものがあり、ここが小沢裁判の司令塔になっているらしいという事実。さらに、驚くべきことに、小沢裁判における検察審査会メンバーの11人の選び方に、「選択ソフト」という奇妙な機械が使われており、この機械を使って、不正が行われているという事実。これらの疑惑と暴露された事実は、検察と最高裁判所という国家の根幹にかかわる権力機構にそのものをめぐる疑惑でありスキャンダルである。検察も裁判所も、小沢裁判で必要以上にやりすぎたために、そ正体が暴露され、今、かなり追い詰められていると言っていい。そこで、不可解なのは、大手マスコミの動きである。実は、瀬戸際に追い詰められているのは、マスコミ界も同じである。






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