酒井教授と清水教授。(ダラット大学の教員宿舎で)
さて、日本の話。酒井教授の話でわかっったが、東南アジアにおける日本の経済的文化的な地位の低下は激しいらしい。それに代わって韓国の台頭が目覚ましいとか。ダラット大学では、日本語コースは定員にも満たないらしいが、韓国語クラスは、その二、三倍で、定員オーバーだという。酒井教授によると、韓国語クラスからあぶれた何人かを、日本語クラスへ勧誘して、それでやっと定員を満たしているなだそうだ。今、圧倒的な人気は韓国だそうで、ダラット大学の女子大生たちは、韓国に留学して、韓国人男性と結婚することが 夢だそうだ。その証拠に、教員宿舎の隣に建設中の建物も、韓国系大企業の援助によるものとか。やはり驚きである。そこまで現実の事態は深刻化しているということだろう。「構造改革なくして成長なし」というまやかしの論理で、国の進路を間違え、日本の国民経済をズタズタにした「小泉・竹中構造改革」の罪は計り知れないほど重いと言わなければならない。アメリアかぶれの軽薄な経済通の政治家よりも、国民生活重視の真の経済通の政治家である小沢一郎や亀井静香等の復権なくして日本の復活はないだろう。その意味で、今は、小泉・竹中構造改革の亜流の思想しか持ち合わせていない仙谷由人などの出る幕ではないのだが・・・。(続く)
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