文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記1(1) 』です。

岩田温君の『逆説の政治哲学』(ベスト新書)の出版を祝う会。

昨日は、昼間は、岩田温君主宰のマルクス資本論」の読書会。場所は、早稲田にある「日本保守主義研究会」事務所会議室。早稲田駅で降りて、いつもの方向に歩き始めたが、暑さのせいか、いつもの街の風景とは異なる感じがして、自信がなくなり、道を引き返すが、さらに方向感覚が分からなくなる。早稲田で迷子・・・(笑)。2時を過ぎて、漆原君から電話。早稲田通りをまっすぐ行けばいいと教わって、さっきと同じ道をまた歩き出す。すでに読書会は始まっていた。「資本論」の冒頭部にある「価値形態または交換価値」から「相対的価値形態」「一般的価値形態から貨幣形態への移行」、つまり「貨幣の誕生」の部分を読む。難解だが「資本論」のもっとも面白いところだ。特に「亜麻布20エレ、上衣1着」の話が延々と続くところが面白い。「使用価値」「交換価値」「労働時間」「価値形態」・・・というようなマルクス的用語を何度も確認しながら進む。「最近の保守は本を読まない。ましてマルクスの『資本論』など読むわけがない。日本の保守論壇の面々は馬鹿ばかりだ・・・」「左翼論壇も同じだ・・・」などと冗談を言いながら読書会を終える。夕方、6:30から、高田馬場の某カフェバーを借りきりで、岩田温君の『逆説の政治哲学』(ベスト新書)の出版を祝う会。こじんまりとした会だったが、本も順調に売れているらしく、なかなか盛況で、有意義な会だった。僕も、挨拶を依頼されたので、「岩田君ほどの文章力、思考力、行動力を兼ね備えた人はいない・・・」「これからは岩田温の時代だ。保守論壇も岩田君を中心に展開していくだろう・・・」というようなことを話す。歴史に残る一夜になるかもしれない。昨夜は、僕の友人で、これまで熱心に勉強会その他に参加してきたサラリーマンのH氏が、ある出版社へ、幹部候補生として途中入社が決定した日でもあった。H氏等と、明け方まで、二次会、三次会、と語り明かす。帰りは始発電車。疲れた。しかし充実した一日だった。(続く)

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