文藝評論家=山崎行太郎の『 毒蛇山荘日記(1)』

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内閣不信任案が可決か?小沢グループ会合に77人出席。鳩山由紀夫も賛成へ。樽床伸二は寝返ったらしい。

自民党による内閣不信任法案が提出され、小沢一郎グループだけではなく、鳩山由紀夫も賛成を表明し、いよいよ可決される可能性が高まってきたわけだが、可決されるにしろ否決されるにしろ、こういう時こそ、政治家の資質と能力が否応もなく天下に曝け出されることになるわけで、我々、野次馬としては、なかなか楽しみな一瞬がやってきたというわけである。日頃、大口を叩いていた政治家に限って、こう言う場面で、みっともない、 哀れな醜態を曝け出して、国民の物笑いの対象になるものだが、すでに菅直人首相は、「解散総選挙」の脅迫だけでなく「刺客候補」の話までもちだして、新人議員たちの引き留めに躍起になっているようだが、哀れな醜態を曝け出しているのは菅直人だけではない。菅内閣に取り込まれた海江田万里細野豪志だけではなく、一時は小沢一郎グループに近いと思われていた樽床伸二などまで、右往左往しつつ、日和味を決め込んで、漁夫の利を狙っている模様で、こういう物欲しげな、みっともない政治家の姿こそ、我々一般庶民は、見てみたいわけで、これを見て、ああ、なるほど、樽床伸二という政治家はその程度の政治家だったのかと判断するわけだ。無論、樽床伸二だけではなく、ほとんどの政治家が、その一挙一動を、選挙民たる国民によって観察されているのである。さて、内閣不信任法案が可決されるにしろ否決されるにしろ、菅内閣が安泰であるわけがない。否決されたところで、小沢一郎鳩山由紀夫等は、鳩山邦夫舛添要一等をも巻き込んで保守系の巨大新党の結成に突っ走るだけで、菅内閣が終焉を迎えることは確実だ。解散総選挙になったところで、菅直人首相や菅支持議員に明日があるわけがない。むしろ、国民の怨嗟の的である菅直人首相を支持したということから、「落選確実」となることは間違いない。


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産経新聞

  ■内閣不信任決議案を提出/舛添氏らと新党構想


 自民、公明、たちあがれ日本の各党は6月1日、衆院内閣不信任決議案を提出した。2日午後の衆院本会議で採決され、民主党内から81人以上の造反が出れば可決する。民主党内では小沢一郎元代表(69)が賛成の意向を表明するなど小沢グループの約50人が同調する構え。鳩山由紀夫前首相(64)も賛成する意向を固めたため、賛同者が増える可能性がある。離党者を対象に小沢氏、鳩山氏のほか、新党改革舛添要一代表(62)、鳩山邦夫総務相(62)らを加えた新党構想も浮上している。決議案が否決されても菅直人首相(64)の政権運営への打撃は必至。政局は政権党の分裂含みで緊迫の局面を迎えた。(以下略)


時事通信

不信任案、きょう午後に採決=民主対立、多数派工作大詰め−衆院本会議


 自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が共同提出した菅内閣に対する不信任決議案の採決は、2日午後の衆院本会議で行われる。民主党小沢一郎元代表鳩山由紀夫前首相が賛成を表明し、同党から大量の造反者が出るのは確実。これに対し、岡田克也幹事長ら党執行部は造反者の除籍処分も辞さず、ぎりぎりまで切り崩しを図る構え。双方の多数派工作は激化し、政局は最大のヤマ場を迎える。
 衆院定数は480。採決に加わらない横路孝弘議長や欠員、棄権する共産、社民両党を除いた過半数は232票で、可決には与党系無所属4人に加え、少なくとも民主党から78人の賛成が必要となる。小沢氏が1日夜に呼び掛けた会合には71人が出席し、採決の行方は予断を許さない情勢だ。
 本会議は午後1時に開会し、自民党大島理森副総裁が不信任案の提案理由を説明。続いて各党がそれぞれ賛成、反対の討論を行う。採決は記名投票で行われ、午後3時ごろには結果が判明する見通しだ。 
 民主党は本会議開会に先立ち、国会内で代議士会を開催。菅直人首相が出席し、東日本大震災や福島第1原発事故に切れ目なく対応する必要があるとして、党内が一致して不信任案に反対するよう訴える。代議士会の時間も1時間に延長し、造反阻止に向けて最後の説得を試みる。
 これに対し、鳩山氏らは党分裂回避を掲げ、不信任案採決前の首相の自発的辞任を協議するため、両院議員総会開催を求めている。招集に必要な所属議員の3分の1以上の署名を集め、執行部に提出したい考えだ。(2011/06/02-05:28)


毎日新聞

<内閣不信任案>小沢元代表、鳩山氏賛成へ 造反拡大で緊迫
毎日新聞6月1日 21時35分配信


 自民、公明、たちあがれ日本の野党3党は1日夕、菅直人政権に対する内閣不信任決議案を衆院に共同提出した。2日午後の衆院本会議で採決される。民主党執行部は否決した上で、造反者には除籍(除名)などの厳しい処分で臨む方針だが、小沢一郎元代表鳩山由紀夫前首相が不信任案に賛成する意向を固めた。小沢グループを中心に同党議員70人以上が造反する構えをみせている。小沢元代表らは新党結成も視野に入れており、民主党は分裂含みで不信任案の採決に突入する見通しとなった。


 ◇小沢グループ会合に71人
 1日夜、小沢グループが東京都内のホテルで開いた会合には田中真紀子元外相や原口一博総務相を含む71人が出席した。終了後、小沢元代表は記者団を前に政府の原発事故対応を批判し「国民が支持してくれた民主党のあり方に戻さなくてはいけない。十分、我々の意思が国会において通るものと思っている」と不信任案の可決に自信をみせた。
 小沢グループは会合に集まった代理出席6人を含む77人の名簿を発表。同日夕には鈴木克昌総務、三井辨雄国土交通、東祥三内閣府の3副大臣樋高剛環境、内山晃総務の2政務官首相官邸に辞表を提出し、不信任案に賛成することを記者団に明言した。

 鳩山氏も同日夜、鳩山グループ約20人の会合で「賛成しか選択肢はない」と明言した。ただ、異論も強く、グループとしては自主投票と決めた。閣内にいる海江田万里経済産業相は反対を表明。鳩山氏は「自発的に首相にお辞めいただくようなことも党として決めないといけない。その努力はする」と述べ、2日の本会議前に開かれる党代議士会などで「菅降ろし」の動きも続ける考えを示した。

 民主党内の中間派は樽床伸二国対委員長や旧民社党系のグループが反対する方針を決めている。

 野党側も一枚岩ではない。共産党志位和夫委員長は1日夜、緊急に記者会見し、「自公両党の党略的な行動に手を貸すことはできない」として2日の採決を棄権することを明らかにした。採決に参加しない衆院議長と欠員1に加え、棄権する共産党議席を除くと、衆院の総数は469で、過半数は235となる。共産党は賛成する方針だったが、混乱回避に動いたとみられる。社民党も棄権か反対する方向で党内調整をしている。

 衆院民主党会派は305人で、国民新党新党日本、与党系無所属を加えた313人から何人が賛成に回るかが焦点。共産、社民両党を合わせた15人が棄権すれば、不信任案の可決には与党系から82人以上の賛成が必要となり、社民党が反対なら85人以上にハードルが上がる。

 民主党執行部は造反人数を「最大80人」とみているのに対し、「小鳩」陣営も「80人は超える」と見積もっており、両陣営の多数派工作は80人前後の攻防となっている模様だ。菅首相は不信任案が可決されれば衆院解散・総選挙に踏み切る構え。解散は天皇の国事行為となるため、首相は可決の場合に備えて2日の天皇陛下の日程を調べるよう周辺に指示した。

 民主党安住淳国対委員長は1日、「どなたであっても処分の対象にせざるを得ない」と記者団に語り、代表経験者の小沢元代表、鳩山氏も処分する方針を強調。小沢元代表は新党結成も辞さない考えを周辺に伝えており、民主党は不信任案の可決・否決にかかわらず、分裂する可能性が強まっている。【松尾良】

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